総合型地域スポーツクラブに関するお知らせ

※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第23号」と連携した内容となっております。
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とある準備委員会でのこと。
「委員会を部会制にして各部での取り組み内容を決めましょう。」クラブマネジャー山中さんが口火を切ると、それぞれの得意分野を活かした部会（総務部・財務部・企画部・広報部・渉外部・指導者育成研修部・スポーツ医療部・クラブサポート部の８部会）があっという間に誕生しました。チームワークの良さと行動力、アイディアとノウハウの固まり「（仮称）大洲（おおず）スポーツクラブ」が2007年６月、クラブづくりをスタートさせました。

●地域を支える青年経済人の集団「YEG」
代表の西川さん、クラブマネジャー山中さん率いる準備委員の方々が所属し活動する大洲商工会議所青年部（以下「YEG」）。YEGとは「young（若き）entrepreneurs（企業家）group（集団）」のことで、「夢に挑み地域を愛する」という目標の基に活動している４５歳以下の企業家集団のことです。
自社と地域経済の発展はもちろん、地域文化の伝承や創造といった活動にも力を注いでおり、７年前からは「サッカーを通じて、スポーツを通じて、熱い街・誇れる街・そして幸せな街づくり」を理念にスポーツ活動も行ってきました。スポーツ活動はイベント開催が中心で、地域の方へ活動理念の情報を発信するにとどまっていました。

●総合型地域スポーツクラブ（以下「総合型クラブ」）との出会い
そんな中、サッカー専門誌で「総合型クラブ」の記事を目にしました。その後、様々な関連資料・ＨＰから、全国には多くの総合型クラブが設立され活動していること、クラブ理念とYEG理念は共通する箇所があること、自分達の街「大洲市」は全国市町村の約55％にあたる未育成地域であることを知りました。「地域の方と一緒に総合型クラブを創ること。」YEGだからこそできる形について話し合いを始めました。

●想い（理念）を言葉にする
総合型クラブについての勉強はもちろん、地域で活動する指導者や教育委員会、その他団体の方へクラブづくりの想いを言葉にすることから始めました。誰でも参加できるプログラムを行うこと、誰もが楽しめ、よりよい地域をつくるための様々な事業や将来のクラブ像について説明しました。
「YEGがサッカーチームを作る」と既存団体の方に誤解されたこともありましたが、理念に共感頂けたことや、これまでの活動の経緯もあり、ほとんどの団体の方に「出来ることから協力するので一緒に頑張りましょう」と言って頂きました。市教育委員会には、頼るのではなく目標に向かって進めるよう支えてもらっています。
また、委員会メンバーが勤務する施設に健康運動指導士の方が勤めていたり、身近で指導者として活動して下さる方と出会うことも出来ました。想いを言葉にすることで活動を支えてくれる地域の方が増え続けています。

●「前進」すること
西川さん、山中さんを中心にクラブづくりは加速しています。各部会ではそれぞれのノウハウを活かし、アンケート調査・HP作成・各種教室運営・秋のイベント開催・事務局の設置・企業とのパートナーシップ等、着々と準備を進めています。出来ることは何でもやってみようという姿勢が伝わります。
YEGの会長でもあり、（仮称）大洲スポーツクラブのクラブマネジャーでもある山中さん。
「新しいことを始めるためには勇気が必要です。またそれを成功させるには情熱が必要です。誰かに任せたり誰かを応援したりするのではなく、みんなで一緒に頑張りましょう！」
代表、クラブマネジャー、準備委員の皆さんを中心に、（仮称）大洲スポーツクラブは、人々の心に届くような前進を続けています。
（報告：鶴岡良子  愛媛県クラブ育成アドバイザー）

【（仮称）大洲スポーツクラブ連絡先】
住所：愛媛県大洲市柚木340-4      TEL：0893（24）2075        担当者：事務局  澤田典康

部会での打ち合わせの様子