故秩父宮殿下は、生涯を通じてスポーツに関心をお寄せになり、スポーツの宮様として親しまれました。
また、故秩父宮妃殿下におかれても、スポーツ界に対するご理解が深く、数多くの宮杯等をスポーツ団体へ御下賜くださいました。
日本スポーツ協会では、故秩父宮妃殿下からの御遺贈金をもとに基金を設立し、スポーツの向上と振興には欠くことのできないスポーツ医・科学の分野を対象に、我が国スポーツ界の更なる発展を期するため、「秩父宮スポーツ医・科学賞」を創設し、平成9年度より表彰式を実施しています。
本賞には、功労賞と奨励賞を設け、次の要件を満たす方(グループ)の中から受賞者が選考されます。
<功労賞>
多年にわたりスポーツ医・科学分野において、その向上発展に貢献し、我が国スポーツ界の振興に特に功績顕著な者。
<奨励賞>
スポーツ医・科学についてよく研究し、その研究成果が十分にスポーツの現場に活かされ、我が国スポーツの普及発展又は競技力の向上に顕著な実績をあげた者又はグループ。
秩父宮記念スポーツ医・科学賞顕彰規程
受賞者
    
        
            | 回数 | 功 労 賞 | 奨 励 賞 | 
        
            | 第27回(2024年) | 田中 喜代次 (筑波大学名誉教授、日本介護予防・健康づくり学会理事長)
 | 和歌山県立医科大学 げんき開発研究所 障がい者スポーツ研究グループ | 
        
            | 第26回(2023年) 
 | 寒川 恒夫 (静岡産業大学特任教授)
 | 能瀬 さやか(国立スポーツ科学センター契約研究員) | 
        
            | 順天堂大学女性スポーツ研究センター | 
        
            | 第25回(2022年) | 徳永 幹雄 (九州大学名誉教授)
 | 東京オリンピック暑熱対策医・科学サポートグループ | 
        
            | 第24回(2021年) | 河野 一郎 (筑波大学名誉教授)
 | 日本卓球協会スポーツ医・科学委員会競技サポートチーム 
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            | 第23回(2020年) 
 | 勝田 茂 (筑波大学名誉教授)
 | 「マスターズ甲子園」開催を通じた生涯スポーツ推進プロジェクト研究グループ | 
        
            | 第22回(2019年) 
 | 阿江 通良 (筑波大学名誉教授、日本体育大学教授)
 
 | 高強度・間欠的トレーニング(HIIT)研究開発グループ | 
        
            | 第21回(2018年) | 川原 貴 (日本臨床スポーツ医学会理事長)
 
 | 日本スケート連盟スピードスケート日本代表チーム医・科学サポートグループ | 
        
            | 第20回(2017年) | 樋口 満 (早稲田大学スポーツ科学学術院教授)
 | 東京オリンピック記念体力測定研究班 | 
        
            | 第19回(2016年) | 陶山 哲夫 (日本リハビリテーション専門学校校長)
 | バドミントン医・科学サポートグループ | 
        
            | 第18回(2015年) | 佐々木 秀幸 (日本陸上競技連盟顧問)
 | アクティブ・チャイルド・プログラム普及・啓発プロジェクト | 
        
            | 第17回(2014年) | 大橋 美勝 (岡山大学名誉教授)
 | 嘉納治五郎の成果と今日的課題に関する歴史社会学的研究班 | 
        
            | 福林 徹 (早稲田大学教授)
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            | 第16回(2013年) | 小林 寛道 (東京大学名誉教授)
 | 総合型地域スポーツクラブ育成支援に関する実践的研究グループ | 
        
            | 第15回(2012年) | 猪俣 公宏 (中京大学教授)
 | 日本レスリング協会スポーツ医科学委員会 | 
        
            | 第14回(2011年) | 佐伯 年詩雄 (筑波大学名誉教授)
 | 日本サッカー協会男女ナショナルチーム医・科学サポートグループ | 
        
            | 第13回(2010年) | 福永 哲夫 (鹿屋体育大学学長)
 | 日本スポーツ栄養研究会・スポーツ栄養士グループ | 
        
            | 第12回(2009年) | 青木 純一郎 (順天堂大学名誉教授)
 | ソフトボール女子日本代表チームへの医・科学サポートチーム | 
        
            | 第11回(2008年) | 宮下 充正 (東京大学名誉教授)
 | 中高年者の運動プログラムに関する総合的研究班 | 
        
            | 第10回(2007年) | 加賀谷 淳子 (日本女子体育大学客員教授)
 | 健康づくりと行動変容プログラム研究開発グループ | 
        
            | 第9回(2006年) | 村山 正博 (聖マリアンナ医科大名誉教授)
 | 関東労災病院スポーツ整形外科診療班 | 
        
            | 第8回(2005年) | 中嶋 寛之 (日本体育大学教授)
 | 高地トレーニング医・科学サポート研究班 | 
        
            | 北島選手を中心とした競泳選手への医・科学サポートチーム | 
        
            | 第7回(2004年) | 浅見 俊雄 (国立スポーツ科学センター長)
 | スポーツの振興に関する社会学的研究グループ | 
        
            | 第6回(2003年) | 山川 純 (日本女子体育大学名誉教授)
 | ドーピング検査法に関する研究グループ | 
        
            | 第5回(2002年) | 粂野 豊 (筑波大学名誉教授)
 | スポーツ活動中における熱中症事故予防に関する研究班 | 
        
            | 第4回(2001年) | 小野 三嗣 (東京学芸大学名誉教授)
 | スポーツ栄養研究プロジェクトグループ | 
        
            | 第3回(2000年) | 石河 利寛 (順天堂大学名誉教授)
 | 国体選手の医・科学サポートに関する研究班 | 
        
            | 松井 秀治 ((財)スポーツ医・科学研究所名誉所長)
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            | 第2回(1999年) | 高澤 晴夫 (横浜市スポーツ医科学センター長)
 | 財団法人日本スケート連盟 スピードスケート医科学サポート班
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            | 第1回(1998年) | 黒田 善雄 (東京大学名誉教授)
 | 財団法人日本陸上競技連盟 科学委員会バイオメカニクス班
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( )内は受賞時の所属・役職等、敬称略