日本スポーツ協会が目指す総合型地域スポーツクラブ育成の基本理念
総合型地域スポーツクラブ(総合型クラブ)とは、一般的に「地域の人々に年齢、興味関心、技術技能レベル等に応じた様々なスポーツ機会を提供する、『多種目』『多世代』『多志向』のスポーツクラブ」(「スポーツ基本計画」平成24年3月文部科学省策定)として示されています。
日本スポーツ協会では、このような特徴を有する総合型クラブの育成・普及にあたって、次の基本理念を掲げて取り組んでいます。
※「総合型地域スポーツクラブ育成プラン2023-2027」については、こちらをご覧ください。
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総合型地域スポーツクラブを育成するための各種取組
「総合型地域スポーツクラブ育成プラン2023-2027」に掲げられた基本理念の実現のためには、「各総合型地域スポーツクラブの取組」と、「日本スポーツ協会(SC全国ネットワーク)の取組」を一体的に行うことが重要であり、この二軸による相互補完の取組により相乗効果を生じさせることが期待できます。
このことから、当協会では、各総合型クラブ自身が自立・自律に向けて取り組むべき事項について提示するとともに、我が国において総合型クラブが永続的に充実した活動を行っていくための活動環境を整備することを目的として、関係機関・団体と連携しながら、以下の取組を実施しています。
地域スポーツクラブ育成委員会等の開催
当協会が策定した「総合型地域スポーツクラブ育成プラン2023-2027」に基づく、総合型クラブ育成を円滑に推進するための具体的な取組計画の立案や実施後の評価等を行います。
※地域スポーツクラブ育成委員会委員の名簿については、
こちらをご覧ください。
総合型地域スポーツクラブ全国協議会(SC全国ネットワーク)
全国で育成された総合型クラブのより円滑な運営と今後のさらなる定着・発展を目的として、日常のクラブ活動に対する提案並びにサポートを行うとともに、総合型クラブ支援体制の充実・強化に努めています。
※SC全国ネットワークの概要等については、
こちらをご覧ください。
クラブ支援ミーティングの開催
総合型地域スポーツクラブ(総合型クラブ)の質的充実の推進に向け、都道府県スポーツ協会の総合型クラブ担当者及びクラブアドバイザー等が、クラブ関係者に対して適切に周知・啓発できるように、当協会が掲げる総合型地域スポーツクラブ育成の基本理念や基本方針に基づいた最新の情報を提供しています。
また、各都道府県において配置されるクラブアドバイザーを対象とし、総合型クラブの創設から自立・活動までを一体的にアドバイスするための効果的な指導・助言内容等について検証するとともに、クラブアドバイザーの資質と技能の向上を図るための研修を行っています。
ブロック別クラブネットワークアクションの開催
ブロック内の総合型クラブ(創設準備中団体を含む)が一堂に会し、総合型クラブの運営に必要な情報や課題解決に向けた具体的な取組事例等について情報共有を行い、クラブ育成・支援のためのネットワーク強化と各都道府県総合型クラブ連絡協議会間の連携体制をより一層促進することを目的に開催しています。
※ ブロック別クラブネットワークアクションについては、こちらをご覧ください。
総合型地域スポーツクラブ育成・支援情報提供
メールマガジンや当協会ホームページを通じて、総合型クラブの育成・支援に関する諸課題への対処方法や先進的な取組事例等、日常の活動の中では収集し難い有用な情報を全国の総合型クラブ関係者に随時提供する。
※ メールマガジンへの登録及びバックナンバーの検索・閲覧については、こちらをご覧ください。
ヒューマンエラー防止研修会の開催
総合型クラブの安全・安心なクラブ運営に資するため、心理的アプローチからリスクマネジメントを学び、「ヒューマンエラー(事故や損害の原因となる人為ミス)」の防止に係る研修会を行っています。
※ヒューマンエラー防止研修会については、
こちらをご覧ください。
リスクマネジメント研修会の開催
リスクマネジメント研修会は平成21年から25年度に47都道府県で開催しました。クラブ運営に係るリスクマネジメントの基本や具体的な事例を学ぶとともにグループディスカッションを通じた安全マニュアルの作成等を行いました。この研修会で培われた知識や成果をまとめた冊子「スポーツリスクマネジメントの実践-スポーツの事項の防止と法的責任』と便利なアプリを作成しておりますので是非、ご活用下さい。
スポーツリスクマネジメントの実践
クラブマネジメント指導者海外研修事業
平成21年度から平成26年度まで、総合型クラブにおいて活動するクラブマネジャー等を地域スポーツクラブの先進国であるドイツに派遣しました。
※ クラブマネジメント指導者海外研修事業については、こちらをご覧ください。