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日本スポーツグランプリ

長年にわたりスポーツを実践するとともに、広く国民に感動や勇気を与え、顕著な功績をあげられた中高年齢層の個人又はグループに対して授与されます。

受賞者

第19回(令和6年度)受賞者の功績   受賞者および功績一覧はこちら
(氏名、年齢、居住地、主な競技名、活動歴、顕彰対象区分)    ※過年度分は本ページ下部にございます。
1.座間 重雄
 (ざま しげお)
(男) 94歳 千葉県 ゲートボール、軟式野球 53年 顕彰区分(1)

42歳から軟式野球を始め、21年にわたり君津市の市民軟式野球大会に出場するなどの活動を行ってきた。
体力の限界を感じながらも軟式野球を続けていたが、63歳でゲートボールと出会い、ユニバーサルスポーツであり、作戦を立てながらゲームを組み立てていく戦略型スポーツであるゲートボールの面白さに魅了された。
2018年、2019年、2022年と日本ゲートボール連合主催の全国大会に出場し、2022年の全国選抜ゲートボール大会では最高齢選手として出場を果たした。
仲間と切磋琢磨しながら現在も週2回の練習を中心に活躍し、ゲートボールに取り組む姿勢は生涯スポーツ実践者の鑑と言える。

2.清田 明子
 (きよた めいこ)
(女) 94歳 熊本県 弓道 66年 顕彰区分(1)
戦前に女学校に入学し上級生の袴姿に憧れ弓道を志し、全日本女子弓道選手権大会には第1回大会から連続20回出場、第5回大会では優勝を果たすなど輝かしい成績を残している。
また、第25回国民体育大会から通算10回出場し、第26回大会では遠的競技で優勝、第29回、34回、38回大会では団体戦の近的競技で優勝するなど4度の優勝に貢献した。
現在も熊本市内の大会に定期的に出場し、クラブ活動を中心に自身の稽古と初心者の指導を週4~5回行なっており、90歳を過ぎても弓を引き続ける姿勢は弓道仲間に大きな希望を与え、目標となっている姿は称賛に値する。
3.青野 聖子
 (あおの せいこ)
(女) 92歳 神奈川県 水泳 46年 顕彰区分(1)
幼少期から水に親しみ、小学校低学年で日本泳法を学んだことが水泳を始めるきっかけとなった。
様々な事情により一時水泳を中断することとなったが、50代後半より再びマスターズ水泳を始め、ねんりんピック水泳交流大会には神奈川県代表として2年連続出場。
ねんりんピックかながわ2022、ねんりんピック笑顔の愛媛2023では85歳以上区分にて25m、50m自由形で2年連続して優勝、最高齢者賞受賞を果たした。
現在も週5回の練習を欠かさず行い、ジャパンマスターズ2024の出場に向けてトレーニングを継続し、新たな記録に挑戦する姿勢は、多くの人に希望と感動を与え他のスイマーの模範となっている。
4.牧野 清
 (まきの きよし)
(男)
90歳 京都府 少林寺拳法 62年 顕彰区分(1)
28歳で少林寺拳法を始め、普及のために京都に建てられた道場の一期生となり自身の修行や数々の実績を背景に国内外で指導を行い、少林寺拳法の最高段位である大範士九段を取得し、道場での指導も含め常に第一線で活躍し、後進を励まし続けている。
また、自身の道場を建て出場した第7回関西選手権大会では、団体乱捕で2位、第7回健康福祉かがわ大会では、単独演武で金賞を受賞した。
自身の経験も踏まえ、学校現場での指導も特徴的で勝ち負けよりも個人の良いところを伸ばす指導を行なっている。
現在も自宅道場にて自身の練習と週3回の指導を行い、28歳から現在に至るまで1日も休むことなく少林寺拳法を続けている姿勢は称賛に値する。
5.高橋 よね子
 (たかはし よねこ)
(女) 90歳 岐阜県 バドミントン 54年 顕彰区分(1)
36歳でバドミントンと出会い、現在まで54年余りの長きにわたりバドミントンに親しんでいる。
2013年に出場した第30回全日本シニアバドミントン選手権大会75歳以上ダブルスにおいて準優勝、2014年に監督兼選手として出場した第32回全日本レディースバドミントン選手権大会(クラブ対抗)では、全国制覇を成し遂げ、岐阜県知事から「清流の国スポーツ賞」を受賞した。
現在も週4回の後進の指導や自身の練習に取り組み、週にラケットを握らない日はほとんど無く、自身のスキルアップを図るため、今もなお指導者講習会や研修会などを積極的に受講している。
バドミントンに対する熱意と探求心、努力を惜しまない姿、生涯現役をモットーにシャトルを追いかけて若い選手と日々切磋琢磨する姿は称賛に値する。
6.伊賀 猛
 (いが たけし)
(男) 88歳 北海道 サッカー 53年 顕彰区分(1)
中学時代にサッカーを始め、88歳となった現在も北海道最高齢選手としてピッチ内外で活躍している。
各種のサッカー全国大会に北海道代表として多数出場し、ねんりんピックかながわ2022では、札幌シニアサッカー選抜チームの一員として出場したふれあいスポーツ交流大会で最高齢賞を受賞した。
北海道シニアサッカー連盟が設立されて以来、25年目を迎えた現在も常に所属チームの中心選手として活躍し、北海道シニアサッカー界を引率している。
現在も週2日トレーニングを実施しながら、各種大会に参加し、生涯スポーツとして現役でプレーしている姿は周りの模範となっている。
7.菅崎 吉雄
 (かんざき よしお)
(男) 86歳 岩手県
剣道 68年 顕彰区分(1)
高校2年生から剣道を始め、68年余りの長きにわたり、剣道の修練に励んできた。
教員として生徒を指導し、県大会で優勝させるなど指導者としての頭角を現し、自らも数多くの大会に出場し、国民体育大会では2回入賞、全国教員剣道大会では団体の部3位、個人の部では優秀選手賞受賞を果たし輝かしい成績を残している。
また、2001年に剣道の最高位である剣道八段位に合格、2016年には剣道範士の称号を授かった。
現在も自宅近くに建設した剣道場で週6回の稽古では欠かさず防具を身に付け、子どもたちの竹刀を受け、教え子たちと対等に剣を交えながら、自身の稽古と後進の指導を行うなど真摯に活動を続けている姿は称賛に値する。
8.髙橋 安起
 (たかはし やすおき)
(男) 83歳 宮城県 空手道 65年 顕彰区分(1)
大学入学から本格的に空手道を始め、65年余りの長きにわたり、空手道を続けている。
大学時代には、関東学生選手権で最優秀選手賞を受賞、日本空手協会学生の部で優勝するなど輝かしい成績を残し、1964年の東京オリンピックでは日本武道絵巻選抜(空手部門)に出場した。
高等学校等で教鞭をとりながら空手道を指導し、全国大会優勝に導くなど、選手を育成する傍ら自身の練習も継続し数多くの大会に出場、1989年からは空手道の海外普及の一環として毎年ドイツを訪問し、現在も海外の多くの空手家との交流も行なっている。
現在は週3回、指導を含め空手道の稽古をとおして心身ともに成長することを目的として活動している姿は称賛に値する。 
9.小野 てる子
 (おの てるこ)
(女) 95歳 東京都 水泳 50年 顕彰区分(2)
戦中育ちのため子供のころからスポーツには全く親しみがなかったが、44歳から水泳を始め、水泳指導員の資格を取得。
指導全般に携わる傍ら、日本マスターズ水泳選手権大会には23回出場し、1986年に競泳未経験者でありながら、100m平泳ぎ55歳区分でマスターズ水泳日本記録を樹立し、その楽しさから競泳にのめりこんでいった。
70歳の時に200m平泳ぎで初めて世界記録を樹立するも、80歳の時に交通事故で競技を休止、懸命のリハビリで水泳を再開し日本マスターズ選手権大会に再出場を果たすまでに回復し周囲を驚かせた。
2023年9月に石川県金沢市で開催された第38回日本マスターズ水泳選手権大会で、女子100m平泳ぎ95歳区分において3分23秒46で世界新記録を樹立した。
現在も週4回の練習と指導者としても水泳の普及に務めている姿勢は生涯スポーツの実践者として周りの模範となっている。 
10.鈴木 幸宏
 (すずき ゆきひろ)
(男) 76歳 静岡県 ウエイトリフティング 53年
顕彰区分(3)
大学からウエイトリフティング競技を始めるも、大学にはウエイトリフティングの練習を行う環境がなく、独学でトレーニングをはじめ、教員になってからも研究し、トレーニングを積んできた。
40歳を機に1987年から全日本マスターズ大会に出場し、1988年には世界マスターズ大会(52㎏級)で初優勝すると、この年からほぼ毎年日本代表選手として世界マスターズ選手権大会に出場を続けている。
2023年までに世界マスターズ大会に32回出場し、23回の優勝を果たし輝かしい成績を残している。23回の優勝回数は、日本人だけではなく、アジア人の中でも最多回数であり、その実績から2000年8月にアジア人としては初の国際ウエイトリフティング連盟マスターズ殿堂入りを果たし、2023年の世界マスターズ大会優勝で通算ポイントを獲得し、世界最高ポイント獲得者となった。
現在も自宅にトレーニング場を作り週4回トレーニングに励み、並外れた精神力と継続する努力は称賛に値する。                                               

年齢・活動歴は令和6年6月5日時点 順不同・敬称略


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過去の受賞者功績一覧

回数 受賞者功績一覧 受賞者・サポーターの声
第1回 PDF(7.2KB)  
第2回 PDF(9KB)
第3回 PDF(25KB)
第4回 PDF(17KB)  
第5回 PDF(149KB)
第6回 PDF(148KB)  
第7回 PDF(144KB)
第8回 PDF(161KB)
第9回 PDF(155KB)  
第10回 PDF(179KB)
第11回 PDF(170KB)
第12回 PDF(253KB)
第13回 PDF(248KB)
第14回 PDF(255KB) PDF(1.04MB)
第15回 PDF(266KB) PDF(1.04MB)
第16回 PDF(269KB) PDF(1.14MB)
第17回 PDF(263KB)
PDF(1.54MB)
第18回 PDF(470KB) PDF(1.61MB)
第19回 PDF(373KB)
PDF(1.86MB)
 ※受賞者・サポーターの声については、第14回から実施しています。


<顕彰対象>「日本スポーツグランプリ」顕彰規程より抜粋

長年にわたるスポーツ実践者で、現在も活動を継続し、当該スポーツにおいて、中高年齢層の顕著な記録や実績を挙げ、国内外において高い評価を得た下記に該当する個人又はグループ。
ただし、原則として、オリンピック競技大会、各競技別世界選手権大会等に出場経験のある者を除く。
(1)当該スポーツを長年にわたり実践している個人又はグループ
(2)当該年齢層において世界記録等を樹立した個人又はグループ
(3)当該スポーツにおいて顕著な実績を挙げた個人又はグループ
※顕彰規程全文はPDFでご覧になれます PDF(83.3KB)