2015年に改定されたユネスコ体育・身体活動・スポーツに関する国際憲章および最新のオリンピック憲章では、体育・身体活動・スポーツにおけるより安心・安全(人権的な観点含む)な環境を構築することが提唱され、また、国際オリンピック委員会が採択したアジェンダ2020等、スポーツ界においても「多様な人々が共生する社会」の実現に向けてスポーツの果たす役割が認識されています。当協会は、LGBT、SOGI等のセクシャル・マイノリティの当事者やスポーツ指導者が抱える困難さや課題の実態把握を進めるための調査研究を行うとともに、体育・スポーツにおける「多様な性のあり方」に関する啓発活動を行っています。
啓発ハンドブック「体育・スポーツにおける多様な性のあり方ガイドライン」
「体育・スポーツにおける多様な性のあり方」研修会
スポーツ医・科学研究報告「スポーツ指導に必要な LGBT の人々への配慮に関する調査研究」
「体育・スポーツにおける多様な性のあり方」動画教材
啓発ハンドブック
『体育・スポーツにおける多様な性のあり方ガイドライン
〜 性的指向・性自認(SOGI)に関する理解を深めるために 〜』
『Guidelines on Optimal Sexual Diversity in Physical Education and Sport
: Deepening Understanding of Sexual Orientation and Gender Identity』
(2020年9月30日発行)
日本での対応の遅れが指摘されているLGBT等性的マイノリティの人々への配慮ある身体活動・スポーツ空間の構築をめざし、2017年度から2019年度にかけて、公認スポーツ指導者、中央競技団体、都道府県体育・スポーツ協会等へのアンケート調査や、法的根拠に基づく課題の整理、当事者や専門家へのヒアリングを実施し分析を行い、その成果をまとめた啓発ハンドブックとしてまとめました。
この啓発ハンドブックは、選手、指導者、ひいてはすべてのスポーツ関係者が多様な性のあり方について考え、性的指向・性自認について理解を深め、行動するための参考資料となることをめざして作成されたものです。
※ 冊子(紙媒体)の販売は行っておりません。印刷してご利用ください。
○「IOCによるトランスジェンダー選手の参加規定」(p.17)に関する追加情報
当協会では、LGBTなどの性的指向や性自認に関する権利が保障されていない人々への配慮ある身体活動・スポーツ空間をめざし、実態調査にもとづく課題抽出と対策の分析を行うとともに、多様な性のあり方について啓発を行うことを目的としたプロジェクトを設置しています。この度は、体育・スポーツにおける「多様な性のあり方」についてより広く啓発活動を推進することを目的とした研修会を開催します。
本講習会は【資格更新のための研修】の対象になります(対象とならない資格がございます。開催要項をご確認ください。)一般の方の受講も歓迎します。
令和4年度研修会への参加申込はこちら