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JSPOからのお知らせ

日本スポーツ協会からのお知らせ:index

お知らせ2024/06/03

スポーツ活動中の暑熱対策に関するJSPO対応方針を策定しました

JSPOではこの度、昨今のスポーツ活動中の熱中症事故の多発を受け、下記の通り「スポーツ活動中の暑熱対策に関するJSPO対応方針」を策定しました。
この対応方針を踏まえ、引き続きスポーツ活動中の熱中症予防に向け、各種対策を講じるとともに、有益な情報を提供してまいります。

スポーツ活動中の暑熱対策に関するJSPO対応方針

1.JSPOが開催する事業においては、「熱中症予防運動指針」(JSPO策定)に基づき、暑さ指数(WBGT)31℃以上の場合、スポーツ活動を原則中止とする。
(特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。)

2.暑熱環境下においてスポーツ活動を実施する場合は、以下の対策を講じるものとする。
 (1)競技ルールや慣例にとらわれず、参加者の休憩時間(水分補給や身体冷却のための時間)を設定する。
 (2)環境条件に応じて活動時間を調整する(時間帯の変更、活動時間の短縮など)。
 (3)参加者が積極的に身体冷却を行えるよう環境を整備する(複数の冷却方法を準備できると良い)。
 (4)参加者の体調チェックを毎日実施し、体調が悪い場合は、その日の活動を中止させる。
 (5)万一に備えた救急体制を構築し、医師又は看護師の常駐はもとより、熱中症に特化した対応※を、速やかに実施できるように準備する。

  ※救急車の要請⇒涼しい場所への避難⇒身体冷却

3.暑さ指数(WBGT)に基づくスポーツ活動実施の可否判断を行うフローを取り決め、参加者へ事前に周知する。
 →環境条件に応じてスポーツ活動を中止する可能性があることを事前に周知する。

4.各部署は、上記3点に留意し、各事業の特性に応じた個別の指針を事前に取り決め、各委員会または、それに準じる会議の承認を得る。

【参考情報】
①熱中症予防運動指針
https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid922.html

②スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック
https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid1437.html#guidebook

③JSPOホームページ内 「熱中症を防ごう」
https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid523.html