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JSPOからのお知らせ

日本スポーツ協会からのお知らせ:index

お知らせ2024/01/05

-2024年- 年頭のご挨拶

当協会の遠藤利明会長から、2024年の年頭に際して、以下謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

 

まず初めに、令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
被災地域が一日も早く復旧を果たし、安全・安心なスポーツのある日常を取り戻すことができるよう祈念いたします。

全国各地のスポーツに関わる皆様方には、日頃からご尽力を賜り、心からお礼申し上げます。

昨年は、WBCの日本代表チームの3度目の優勝をはじめ、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ラグビーフットボールなどの日本代表選手の活躍に日本中が盛り上がりました。
また、人々の動向に変化が生まれ、選手・スタッフと観客との交流や白熱した声援が各地で見られ、国民体育大会、日本スポーツマスターズなども活気にあふれた大会となりました。
このように、スポーツの持つ力は、地域の活性化や経済発展など活力ある社会を実現するものです。

本年、パリオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。気候変動に関するパリ協定が採択された地でもあり、過去最も持続可能な大会とすることを目指しています。
スポーツは楽しむものであり、スポーツの力を活用し、スポーツを通じた社会課題の解決に貢献し、我が国を元気にしていくことが求められています。

当協会では、昨今のスポーツ界の動向を踏まえ「JSPO中期計画2023-2027」を策定し、新しい時代におけるグローバルな社会課題への取り組みを進めています。
特に、急速な少子化の中、地域の中の運動部活動を持続可能なスポーツ活動の場として整えていくことは喫緊の課題です。
また、SDGsの目標達成に向け、スポーツを通じた気候変動への対応やジェンダー平等などスポーツ界が取り組むべき課題が多くあります。
さらに、暴力、暴言、各種ハラスメントなどを根絶し、誰もが安全・安心にスポーツを行い、スポーツ・インテグリティを確保することは不可欠です。

本年は、「国民体育大会(国体)」を「国民スポーツ大会(国スポ)」に名称変更し、日本スポーツマスターズおよび全国スポーツ少年大会とブランド統合する「JAPAN GAMES」が始動します。
「スポーツは、もっとオモシロイ。」を掲げ、多くの人に、スポーツを身近に感じられる環境となるような新たな在り方を創造し、スポーツの力で社会を支える仕組みを構築します。
これらは、JSPOだけでは実現することはできません。全国約25万人の公認スポーツ指導者の方々をはじめ、総合型地域スポーツクラブ、スポーツ少年団、さらには加盟団体、民間事業者などスポーツを愛するすべての皆様と“ともに”「スポーツと、望む未来へ。」の実現を目指し、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、皆様方におかれましては、ご自身の健康に十分ご留意され、家族や友人と健やかに過ごされること、そして本年が新たな飛躍の年となることを祈念いたしまして新年のごあいさつといたします。



[第17代 JSPO会長(令和5年~ )]