日本スポーツ協会(JSPO)と日本オリンピック委員会(JOC)が建設し、平成31年4月竣工予定の新会館の名称を「Japan Sport Olympic Square」(ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア)とすることを決定いたしました。
新会館はJSPOとJOCが協力して建設・運営していく建物であり、60以上のスポーツ関係団体のオフィスが集積し、日本オリンピックミュージアムを有するなど、建物が所在する神宮外苑地区のスポーツクラスターを代表するスポーツ/オリンピックの発信拠点として、スポーツに関わる多くの人々が集う広場となるようにという思いが込められています。
また、新会館内の14階大会議室名に当協会第2代会長の岸清一先生の名を冠して「岸清一メモリアルルーム」とするとともに、功績年表を掲出したギャラリーを14階ホワイエに設置、さらに現会館敷地にある胸像を新会館敷地に移設し、岸記念体育会館の歴史と経緯を後世に伝承していきます。
Japan Sport Olympic Square イメージパース
【建物コンセプト】
スポーツクラスターの一角を担うスポーツ団体の拠点の創出
■『動きを与えた』外観デザイン、『特徴ある技術を導入した』環境オフィスビル
建物の外観には、スポーツ=「動きを与える」をキーワードに、緩やかな曲面を用いた立体的な造形デザインを施しました。外苑地区および隣接するスポーツ施設群のデザインとも重なり合って、スポーツ団体の集積する施設として、ふさわしい外観としています。
その立体造形を実現する、日本初となるガラスカーテンウォールのコールドベント工法に加え、日射遮蔽と昼光利用を同時に実現する環境負荷低減装置としてのスリット付ルーバーの設置など、特徴ある先進的な技術を、スポーツ界を率先する立場からの社会貢献として採用しています。