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JSPOからのお知らせ

日本スポーツ協会からのお知らせ:index

お知らせ2013/01/16

第15回秩父宮記念スポーツ医・科学賞の受賞者が決定

 1月16日(水)開催の本会理事会において、第15回秩父宮記念スポーツ医・科学賞受賞者が決定いたしました。なお、表彰式は3月27日(水)の本会臨時評議員会に併せて「グランドプリンスホテル新高輪」にて行う予定です。

■功労賞受賞者

猪俣 公宏 氏(中京大学スポーツ科学部教授)

 同氏は、永年にわたりスポーツ心理学、とりわけメンタルトレーニング研究において多くの成果をあげ、同分野の研究をリードしてきました。本会スポーツ医・科学専門委員会委員を務め、「メンタルマネジメントに関する研究」では班長としてご尽力されるなど、我が国スポーツ心理学の発展に多大な貢献をされました。
 また、日本スポーツ心理学会会長、日本オリンピック委員会スポーツカウンセラー、日本陸上競技連盟強化本部科学委員、アジアスポーツ心理学会理事を歴任するなど、競技力向上に関する研究や多くの研究者を育成するなどの功績も多い。



■奨励賞受賞者

日本レスリング協会スポーツ医科学委員会
(代表:増島 篤 氏/東芝病院スポーツ整形外科)

 同委員会は、「国際大会や合宿への帯同、国内大会時の救護などの医療活動を行う部門」「各競技レベル・年代に応じた医・科学的調査や計測を行い、その結果を選手・指導者等にフィードバックし啓蒙活動を行う部門」「選手の栄養管理や指導を行う部門」などで構成されています。この3部門のメンバーにより、選手を横断的かつ縦断的にサポートする体制を構築し、第30回オリンピック競技大会(イギリス・ロンドン)では、女子フリースタイル55kg級で、吉田沙保里選手が金メダルを獲得する他、数多くの優秀な成績(男女合計:金メダル4個、銅メダル2個、入賞2名)を収めるなど、多大な貢献を果たしてきました。
 また、トップアスリートへのサポートにより蓄積された知見について、指導者や選手に対しフィードバックすることを目指し、各種の研修会や講習会を積極的に実施するとともに、ジュニア選手の保護者向けのガイドブックとして「ジュニアのためのレスリングブック」を発刊・配布し、レスリング競技における一貫指導システムの構築にもご尽力されております。



<秩父宮記念スポーツ医・科学賞について>
 故秩父宮殿下は、生涯を通じてスポーツに関心をお寄せになり、スポーツの宮様として親しまれました。
 また、故秩父宮妃殿下におかれても、スポーツ界に対するご理解が深く、数多くの宮杯等をスポーツ団体へ御下賜くださいました。
 本会では、故秩父宮妃殿下からの御遺贈金をもとに、基金を設立し、スポーツ競技力向上と普及振興には欠くことのできないスポーツ医・科学の分野を対象に、我が国スポーツ界の更なる発展を期するため、平成9年度に「秩父宮記念スポーツ医・科学賞」を創設いたしました。
 本賞には、功労賞と奨励賞を設け、次の要件を満たす方(グループ)の中から受賞者が先行されます。

【功労賞】
 多年にわたりスポーツ医・科学分野において、その向上発展に貢献し、我が国スポーツ界の振興に特に功績が顕著な者。

【奨励賞】
 スポーツ医・科学についてよく研究し、その研究成果を十分にスポーツの現場に活かし、我が国スポーツの普及発展及び競技力の向上に顕著な実績をあげた者(又はグループ)。


主催:日本体育協会
共催:読売新聞社
後援:文部科学省/日本オリンピック委員会