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総合型地域スポーツクラブに関するお知らせ

総合型クラブ2007/01/22

メルマガ(第16号)連携ニュース「わが街クラブの人気メニュー」

※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第16号」と連携した内容となっております。
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わが街クラブの人気メニュー(企業城下町編)  ~滑川ファミリースポーツクラブ(茨城県)~

1  クラブの特色
  滑川ファミリースポーツクラブは、茨城県日立市滑川地区を拠点として、3年間のプレ事業期間を経て、平成18年4月に誕生しました。クラブは、プレ事業期間中から日立市や日立市体育協会、地元の滑川小・中学校などと連携を図りながら様々な取り組みを行ってきましたが、企業チームとの連携は、地域特性を踏まえたクラブの大きな特色です。
  日立市は、製造業を基幹産業とする企業城下町です。これまで市内に立地する大企業の、野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、マラソン、卓球など、全国レベルの運動部活動が、地域のスポーツをリードしてきました。この身近にある貴重な「資源」を活用し、クラブ、中学校、企業チームがそれぞれメリットを得ることができる取り組みとして、平成15年に「中学校部活動支援」を開始しました。

2  部活動支援の背景
  クラブが部活動支援に取り組むことになった契機は、中学校部活動顧問の多くがスポーツ未経験者で、かつ希望者が少ないという現状がありました。また、元日本代表の井上謙氏が監督を務めるバレーボールVリーグチームの日立国分トルメンタが平成14年に廃部になったことでした。
  当時、クラブの組織化を考えていた私たちは、「まちのスポーツを支えてきた企業スポーツの存続は、地域スポーツの発展、振興に不可欠」であると強く認識し、クラブと部活動、企業チームとの連携のあり方を模索しました。そして中学校の求めに応じて、クラブが企業チームの選手や指導者を部活動に派遣する部活動支援を開始しました。

3  部活動支援の概要
  部活動支援は、部活動の指導に苦慮している顧問から指導者派遣要請を受け、クラブが企業チームからの指導者派遣をコーディネートするものです。
  部活動支援のポイントは、(1)生徒はスポーツの楽しさを体感するとともに発達特性などに応じた正しい指導を受ける。そして企業チームのサポーターとなりホームゲームの応援に行く。(2)顧問は、企業チームの指導者から指導方法を学ぶ。(3)企業チームは、地域密着型の活動を通じてファン獲得を図る。(4)クラブは、指導時に謝金を支払い責任ある指導を求める。また生徒の保護者や地域に対しクラブの取り組みや企業チームをPRするとともに企業チームの応援団になる、というものです。
  これまで日立国分トルメンタOB(バレーボール)、水戸ホーリーホック(サッカー)、日立電線ブルドックス(バスケットボール)、日立化成卓球部の選手、指導者の皆さんに協力をいただきました。また、部活動支援以外においても、講演会時講師招聘やテニスコート使用、スキー教室開催時のホテル・送迎バスの使用などにおいて、企業や企業チームの協力をいただいています。

4  今後の取り組み
  クラブでは、今後とも企業や企業チームとの連携を通じて、会員により質の高いスポーツ環境を提供するとともに、地域のシンボルである企業チームを応援、支援していきたいと考えています。全国的に企業スポーツが衰退しつつある中で、クラブが連携策を模索することにより、地域の「資源」である企業スポーツの存続や地域スポーツの発展に寄与できるものと考えています。

                                                          (清水  透    滑川ファミリースポーツクラブ  コーディネーター)

【地域人口】11,142人(滑川小学校区)
【所在地】〒317-0051  茨城県日立市滑川本町1-21-1  日立市滑川交流センター内
【連絡先】 TEL/FAX  050-8012-4788      Email;namekawaclub060423@net1.jway.ne.jp
【HP】http://www.namekawaclub.jp
【主な事業】
≪サークル≫親子体操教室(ほっぷくらぶ、すてっぷくらぶ)、かがやき健康教室(中高年健康体操)、複合スポーツ教室、キッズテニス教室
≪チャレンジ≫中学校部活動支援
≪イベント≫滑川ファミリースポーツフェスティバル、スキー教室、スポーツ講演会
≪カルチャー≫らぶりークッキングクラブ(親子料理教室)
≪広報≫クラブHP更新、クラブ広報紙「笑顔」発行(4,000世帯)
【会員数】400名(H18年12月現在)
【会費】
≪年会費≫個人会員:高校生以上2,000円、中学生以下1,000円(その他家族会員、団体会員、サポーター会員あり)
≪教室会費≫月2,000円程度(教室ごとに算定)
【スタッフ数】事務局2名(有給)、役員23名(無給)
【H18年度予算】6,304,000円
【収入内訳】年会費624,000円、教室会費5,380,000円、市補助金300,000円

部活動支援(日立国分トルメンタOB)
部活動支援(日立化成卓球部)
部活動支援(日立電線ブルドックス)