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8. 世代間の交流喪失や地域コミュニティの弱体化

  都市化の進展や人々のライフスタイルの変化などに伴い,地域の連帯感が希薄化しつつある。スポーツを介して、子どもたちや地域住民の交流が拡がれば、地域コミュニティの再生につながる。また、スポーツは、言葉の壁を越えて同じルールの下で行われる全世界共通の文化であり、クラブ間でスポーツに関する技術や情報・知識の交流を図ることは、グローバルとローカルの架け橋として、人づくり・まちづくりに寄与するだろう。

事例:国際交流 ~新町スポーツクラブ(群馬県新町)~

 新町スポーツクラブは、現在、中高校生世代の育成を中心に活動を行っている。これは、(1)スポーツ少年団に中学生から大学生までが数多く所属し、スポーツクラブ内でスポーツユースボランティアとして活動できる環境がある、(2)中学校運動部活動のほとんどが専門的に基本から指導できない状況にある、といった町の特徴による。そこで、この特徴を活かし、「クラブ第二世代育成プログラム」として国際・国内クラブ間交流を実施している。国際交流は、1999年度から独自にドイツ・ニュルンベルク市スポーツクラブと受入と派遣を交互に行っている。このことで、高校生と大学生世代がドイツのスポーツクラブを実体験できる環境と受入時には、小学生から大人までがドイツの人からスポーツ環境について情報を得る貴重な機会になっている。国内交流は、新町といっしょにクラブ育成事業を始めた北海道士別市多寄スポーツクラブと沖縄県糸満市や今帰仁村のスポーツ少年団・スポーツクラブとの交流を行っている。これは、お互いの地域では不可能な活動を補完しあってプログラムの幅を広げ、大人は情報交換を行うことでお互いのクラブの発展に寄与し、中学生は将来のユースボランティアの中心的な人材となるように交流事業を実施している。

群馬県新町  人口約12,000人
設立年月日 2000年11月23日
会員数 521名(2004年7月1日現在)
指導者数 78名(内有資格指導者42名)
種目数 12種目
活動場所 新町第一小学校校庭・体育館、新町中学校校庭・体育館、上武大学体育館、新町公民館、新町住民体育館、新町児童体育館、新町第二小学校校庭

(黒須充)