JSPOからのお知らせ

  去る2月6日、岩手県三陸地方の宮古市立茂市小学校で「スポーツこころのプロジェクト・笑顔の教室」を実施しました。今回の「笑顔の教室」は宮古市西部の山あいにある茂市小学校、蟇目小学校、刈谷小学校、和井内小学校の4校合同の授業です。

この地域では、少子化や過疎化で児童が少ないため、複数校が連携して教育効果を上げようと4つの小学校から児童が集まる「四つ葉の学校」と名付けられた、週1回の合同授業が開かれています。

  この日も授業時間近くになると市が用意したバスに乗って、子どもたちが集まってきました。

  今回の教室の「夢先生」は、元ボート日本代表で北京オリンピック出場の熊倉美咲さん。午前中は5年生11人、午後は6年生25名が対象です。

  前半の「遊びの時間」では、鬼ごっこ形式のゲームを行いました。

  子どもたちは、与えられたルールの中で、鬼から逃れる作戦を「夢先生」の熊倉先生を中心に何度も作戦会議を開き、勝利を目指しました。作戦が成功し目標を達成すると歓声が湧き上がり、チームゲームで力を合わせることの重要性を学びました。

  後半の「対話の時間」は会場を教室に移して行い、熊倉先生がオリンピック出場という夢を達成した後、思い通りに動かなくなった身体のことで毎日悩んでいた時、友人の励ましの言葉で立ち直れたこと、家族やまわりの人々の支えがあって今があることをお話しし、最後に「どんなに辛くてもあきらめない、頑張り続ける、仲間と助け合う」という言葉をもらいました。

  なお、今回の教室には本会の泉正文常務理事（実行委員会委員）が視察しました。

５年生のみなさんと“手つなぎだるまさんが転んだ”	みんなで意見を出し合って、勝利を目指す６年生