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日本スポーツ協会からのお知らせ:index

お知らせ2022/01/13

第24回秩父宮記念スポーツ医・科学賞受賞者を決定

1月13日(木)開催の当協会理事会において、第24回秩父宮記念スポーツ医・科学賞の功労賞および奨励賞受賞者を決定しました。

■受賞者
【功労賞】
多年にわたりスポーツ医・科学分野において、その向上発展に貢献し、我が国スポーツ界の推進に特に功績顕著な者。
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氏 名:河野 一郎 (こうの いちろう)
所属等:筑波大学名誉教授
受賞理由:
 スポーツ医・科学の分野で、長きにわたり研究活動に携わり、運動と免疫という新しい分野の研究に力を注いでこられました。平成10年頃、健康の維持・増進にはスポーツが有用であることが広く受け入れられ始め、同氏はその土台といえる免疫機能の重要性に注目し、運動と免疫にかかわる研究を進めました。
 また、当協会では数多くの研究班の班長及びメンバー、各委員会の委員としても活躍しています。指導者育成員会アスレティックトレーナー部会では、部会長としてアスレティックトレーナー制度の創設に尽力されました。現在アスレティックトレーナーは国際大会や国民体育大会等のスタッフとして大会やアスリートを支えています。
 このように、同氏の活躍はスポーツ医・科学にとどまらず、日本のスポーツの普及発展に多大な功績を残しました。
詳細は、こちら


【奨励賞】
スポーツ医・科学についてよく研究し、その研究成果が十分にスポーツの現場に生かされ、我が国スポーツの普及発展又は競技力の向上に顕著な実績をあげた者(又はグループ)。
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名 称:日本卓球協会スポーツ医・科学委員会競技サポートチーム 
代表者:吉田 和人(よしだ かずと)
    <所属等>順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科教授
受賞理由:
 本グループは日本の卓球競技の競技力向上を主な目的として、様々な研究とその成果に基づく医・科学サポートに取り組むグループです。
 2021年開催の東京2020オリンピック競技大会の卓球競技では、混合ダブルスで悲願の金メダルを獲得しました。さらに、女子団体の銀メダル、男子団体と女子シングルスの銅メダルを合わせて、4個のメダルを獲得しました。同グループの情報、栄養、医学、メンタル、コンディショニングの5部門を主とした長年にわたる選手への包括的サポートは、この成果に大きく貢献しました。
 同グループの研究および医・科学サポートは、今後の日本卓球の国際競技力向上にさらに貢献するものとして、一層の発展が期待されます。
詳細は、こちら

■秩父宮記念スポーツ医・科学賞について
  故秩父宮殿下は、生涯を通じてスポーツに関心をお寄せになり、スポーツの宮様として親しまれました。
  また、故秩父宮妃殿下におかれても、スポーツ界に対するご理解が深く、数多くの宮杯等をスポーツ団体へ御下賜くださいました。
  当協会では、故秩父宮妃殿下からの御遺贈金をもとに、基金を設立し、スポーツ競技力向上と普及振興には欠くことのできないスポーツ医・科学の分野を対象に、我が国スポーツ界の更なる発展を期するため、平成9年度に「秩父宮記念スポーツ医・科学賞」を創設いたしました。

主催:日本スポーツ協会
共催:読売新聞社

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