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JSPOからのお知らせ

日本スポーツ協会からのお知らせ:index

お知らせ2021/02/16

ジェンダー差別のない社会の実現に向けて

スポーツは、性別や年齢、障がいの有無などに関係なく、己の意志に基づき自発的に行われる文化的活動です。
とりわけ、現代社会におけるスポーツは、青少年への教育として、また人々の交流を促すとともに、心身の健康を維持増進し、さらには人生を豊かにするものとして、健康で文化的な生活を営む上で不可欠な存在です。
私達は、この価値あるスポーツが、世界中で愛され、嗜好されることにより、より公平・公正な社会の構築に貢献できるものと信じ、活動を続けています。
一方、社会には、見直すべき慣習や、誤った認識等が数多く残っており、スポーツの世界においても、本質的な価値とは異なる言動が散見されます。
このような状況を変えるべく、日本スポーツ協会(以下「JSPO」)は、創立100周年の2011年に21世紀におけるスポーツの使命を謳った「スポーツ宣言日本」の採択、2014年にはスポーツ参画への男女間の不均衡是正を謳った「ブライトン+ヘルシンキ2014宣言」に署名しました。
さらには、2020年から、スポーツ団体のガバナンス強化を図ることを目的とした「スポーツ団体ガバナンスコード<中央競技団体向け>適合性審査」の運用をはじめるなど、スポーツ界一丸となって、価値あるスポーツ文化を守り育てるための活動に取り組んでいるところです。
今後、JSPOは、ジェンダーをはじめとした根深い差別の撲滅のため、スポーツが本来持つ力を主体的かつ健全に活用し、より良い社会づくりに寄与できる存在になるべく、より一層真摯に取り組んでいく所存です。
最後に、JSPO最高顧問の森喜朗氏が、東京2020組織委員会会長を辞任することになりました。JSPOは、同氏のスポーツ界における永年の功績に最大限の敬意を表するとともに、新体制発足後も、東京2020大会の成功に向け、国・東京都・組織委員会等と連携を図り、諸準備に協力してまいります。

2021年2月16日

公益財団法人日本スポーツ協会
会長 伊藤 雅俊

ジェンダー差別のない社会の実現に向けて