本文へスキップします。

国際交流に関するお知らせ

国際交流2019/05/22

タイにおける運動遊びのモデル作りに関するプロジェクト推進のための協力覚書を締結し、ACPに関するワークショップを開催しました!

 日本スポーツ協会は、去る5月11日(土)タイ・マヒドン大学内において、タイ健康増進財団(タイヘルス)及びマヒドン大学人口社会研究所(IPSR)との間で、青少年の能力育成を目的としたタイにおける運動遊びのモデル作りプロジェクトの推進のための協力覚書を締結しました。
 これは、日本スポーツ協会が行う「アセアン諸国におけるスポーツ推進貢献」において、当協会が普及・啓発を行う「アクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)」を活用した連携・協力の一層の推進を目的としています。
 当協会では、平成30年度からACPを同国のスポーツ団体関係者、指導者、教員等に紹介し、活動現場における指導・普及等に活用してもらうことを通じ、未来を担う「宝」である子ども達が笑顔で、身体活動に親しめる環境整備に努めています。
 また、今回の締結にあわせ、当協会と上記団体が共同で、バンコクを中心とした10の小学校の教員を対象にしたワークショップを開催し、講義や実技等によるACPの紹介や、ACPを活用した各学校における子ども達の身体活動の促進についてディスカッション等を行いました。今後、各学校において、1学期(4カ月程度)間の取組みを行い、その成果や課題を検証していくこととしています。
 さらに、将来的にはタイにおける伝承遊びを取り入れたタイ版ACPの教材作成や、更なる講習会の開催等を通じ、生涯スポーツの推進に貢献するとともに、両国での成果、課題事項を踏まえ、今後他のアセアン諸国への紹介や展開を見据えた活動を進めていきます。

【覚書締結発表(概要)】
・期日:令和元(2019)年5月11日(土)11時~12時
・署名者:
 ①パイロート サオヌアム氏(タイ健康増進財団健康生活振興局長)
 ②ロッサリン グレー氏(マヒドン大学人口社会研究所長)
 ③江橋 千晴(日本スポーツ協会 スポーツプロモーション部長)
・場所:マヒドン大学・人口社会研究所

【ワークショップ概要】
1.期日: 令和元(2019)年5月9日(木)~13日(月) 
※内10日(金)、11日(土)を当協会が担当
2.場所: マヒドン大学・人口社会研究所
3.参加人数: 30名(タイ国内の10小学校から参加)
4.講師: 東京学芸大学 教育学部 佐藤 善人准教授他

<写真集ページ>
こちらから期間中の様子をご覧いただけます。>>当協会HP内

覚書締結、ワークショップの様子
     

【アクティブ・チャイルド・プログラムとは】

  主に幼児から小学生にあたる子どもたちの運動遊びを支援するために日本スポーツ協会が作成した身体活動促進のためのプログラムです。本プログラムは、幼児期の運動や遊びの経験が、その後の子どもたちのスポーツへの取組みや体力向上に重要な役割を果たしているという昨今の研究成果に基づき、幼少期のうちにからだを動かすことの楽しさや喜びを伝え、一人でも多くのスポーツ好きな子どもたちを育んでいければと願い作成したものです。
公式サイトはこちら>>

※本プログラムは、スポーツ庁国庫補助事業です。
また、「スポーツ・フォー・トゥモロー認定事業」として、承認を受け実施しています。
スポーツ・フォー・トゥモローの詳細についてはこちら