本文へスキップします。

夏のトレーニング計画を立てるときの留意点

夏のトレーニングの位置づけ(鍛錬期、調整期、試合期など)によってトレーニングの内容や健康管理における配慮も変わります。期分けを明確にして、目的にあったトレーニング計画を立てましょう。
高温下においては、常温下よりもからだへの負担が大きくなることを考慮してトレーニング計画を立てる必要があります。また、実際のトレーニングにおいては、脈拍数などをチェックしてからだへの負担度を把握することが重要です。
心身の機能はトレーニング後に休養をとって疲労回復することで向上します。とくに夏の場合は、選手のコンディションに応じて決められた休養日以外にも配慮が必要です。日ごろから基礎体重をチェックし、基礎体重の減少がみられる場合は休養を取らせましょう。
夏の暑い時期には、できるだけ暑熱ストレスの少ない環境下でトレーニングを行う工夫が必要です。とくにトレーニング量が増える場合には、冷房設備にあるトレーニング施設や避暑地、あるいは涼しい時間帯に行うといったことを考慮してトレーニング計画を立てましょう。
夏のトレーニングでは、休憩のタイミングや時間、水分補給の時間や場所などを十分に検討し、効率よく水分補給を行うことができるよう計画を立てましょう。
暑熱馴化(軽めの練習で暑さにからだをならすこと)によって、高温下の運動に対する抵抗力が高まります。夏のトレーニングでは、暑熱馴化のための期間を考慮して計画を立てることが重要です。
一般に、合宿では1日における練習頻度や練習時間が増えます。合宿におけるトレーニング計画を立てる際には、練習と練習のあいだに十分な休息時間を確保し、余裕をもった練習計画を立てることが大切です。
計画を立てるイメージイラスト