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Sport Japan

当協会情報誌「Sport Japan」は年間6回(うち2回特別増ページ号)発行し、スポーツ指導者、スポーツ少年団、総合型地域スポーツクラブをはじめとするスポーツ関係者の皆様はもとより、様々なスポーツ愛好者にとりましても有益かつタイムリーで身近な情報の発信に努めています。
※「Sport Japan」は「スポーツ振興くじ」の助成を受けて作成しています。
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【お知らせ】能登半島地震による配送への影響について
1月1日に発生した令和6年能登半島地震で被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
地震の影響により、一部地域においてSport Japanの配送に影響が生じております。
詳細は、以下からご確認ください。

日本郵便HP:令和6年能登半島地震の影響について


※Sport Japan以前に発行していた以下の情報誌についてはリンクをクリックしてください。

Sport Japan

Sport Japan 2025年3・4月号(vol.78)

Sport Japan 2025年3・4月号(vol.78)

CONTENTS

P1 [巻頭コラム]相反するものの間で迷い、考え、一つの答えを見つけ出す、それが建築
安藤忠雄(建築家)

〈第1特集〉
レフェリーに聞く、
“スポーツを楽しむ”本当の意味

P4 PART❶  「はっけよい」、「のこった、のこった」── 神事相撲に行司は何を見る? 浦嶋三郎(日本相撲連盟参事)

P7 PART❷ 目だけでなく音でも判断 剣道を善導する役割を担っているのがやりがい 矢野千恵子(ベルギー・ブラッセル日本人学校保健室勤務)

P10 PART❸ “私の右手が速かった”“いや僕の中指が先に入った”…… 相手を尊重し、信頼して行う競技かるたの奥深さ 山﨑みゆき(第35期かるたクイーン、全日本かるた協会公認審判員)

P13 PART❹ 生活がかかっている選手の気迫を感じながら 緊張感のなかジャッジするプロ野球審判員 友寄正人(日本野球機構野球規則委員)

P16 PART❺ 国際体操連盟、デジタル採点基準全面適用で 体操審判員が、今、感じていること 近藤昌夫(日本体操協会審判委員会委員長)

〈第2特集〉
ビバ!水平思考──
「ラテラルシンキング」で広がるスポーツの未知

P26 PART❶  キミならどうする? 13個のオレンジを3等分 ラテラルシンキングで超える従来スポーツのカベ 木村尚義(創客営業研究所代表取締役)

P29 PART❷ “負けるが勝ち”── 使い古されたことばの語源に「水平」のヒントあり? 熊谷修司(札幌心療福祉専門学校校長)

P32 PART❸ 第一に尊重するのは、個人の選択── 全国大会決勝か、大学入試か。決断の背景にあったもの 関東学院六浦女子ラグビー部

P35 PART❹ 「自分なりのものの見方」を広げる重要性…… アートの世界に見る「自分だけの答え」から生まれるもの 末永幸歩(アート教育実践家、アーティスト)

P38 PART❺ 剣道の打突で全国大会躍進!? トイレ体験で世に貢献? 高校女子野球に見る、なんと自由で、クリエイティブ 履正社高等学校女子野球部


P41【特別企画】
令和6年度日本スポーツ協会公認スポーツ指導者全国研修会
プレーヤーの視点で見つめ直す、自分の指導


〈連載〉
夢、輝け! クラブ探訪 [60] 
P20 学校の特設クラブからの移行 クラウドファンディングも活用
須賀川アカデミックマーチングバンドスポーツ少年団(福島県須賀川市)

P22 地域に根ざした活動をしているからこそ緊急時に力を発揮する
かなざわ総合スポーツクラブ(石川県金沢市)

P25 スポーツ人生百景⑮
春ならではのアクティビティの楽しみ方
新生活を契機に新しい活動・スポーツにトライしてみよう!

P58  Let’s try ACP 目的別運動プログラム活用術! ⑫
体力つくりだけでなく体育授業の準備運動にも適したACP
佐藤善人(東京学芸大学教育学部教授)

P60 「わたしのフェアプレー」インタビュー[72] 
相手は悔しいはず 喜ぶのはあとでいい
角田夏実(柔道)

P62 SPORT HAPPINESS FOR WOMEN⑫
女性がスポーツ参加しやすい環境を整備しているクラブ
荒川玲子(うえだミックスポーツクラブ理事長)

P64 私の指導「成功例」「失敗例」、そしてたどり着いた答え[42]
コーチ自身も常に学ぶ必要があると感じながら指導しています
飯島健二郎(トライアスロン)

P66 学び続けるコーチ ―私の成長計画― [30]
日々、自分の指導を振り返り、反省しながらやっています
松永夕芽(香川中央高等学校女子ホッケー部監督)

P68 「スポーツ×デジタル」クレバー活用術! ⑥最終回
スポーツバイオメカニクス
神事 努(國學院大學人間開発学部健康体育学科准教授)

P70 部活動改革、その先へ~地域で育むジュニアスポーツ~「学校運動部活動」⑱
「第6回運動部活動改革に向けたJSPO加盟団体ミーティング(都道府県スポーツ協会向け)」開催
板垣敬重(岩手県スポーツ協会クラブアドバイザー)、
福田健悟(大分県スポーツ協会事業部長)

P72 これですっきり トラブル防止・解決のヒント[30]
自分たちのスポーツ固有法をつくろう
伊藤祐介(赤坂見附総合法律会計事務所弁護士)

P74 ホントに、イチからよくわかる スポーツさまざまメディカル⑥
花粉症とスポーツ
蒲原一之(日本スポーツ振興センター)

P76 スポーツ界から暴力、暴言、ハラスメントなど不適切行為を根絶! ⑱
学校設置者や民間教育保育事業者らの児童対象性暴力防止へ 「こども性暴力防止法」公布
久米隼人(こども家庭庁こども性暴力防止法施行準備室長)

P79 国スポ通信[59]第79回国民スポーツ大会開催地情報①
ことしの国スポは日本最大の湖・琵琶湖を望む滋賀で開催


〈JSPOインフォメーション〉
P84 ● 「令和7(2025)年度スポーツ少年団登録手続きが始まります!!
P85 ●  「第22回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会」終了報告
●  「JFA第48回全日本U‐12サッカー選手権大会」終了報告
●  「第47回全国スポーツ少年団剣道交流大会」の開催
P86 ●  運動適性テストⅡ測定結果ご提供のお願い
●  地域スポーツ連携促進会議(第2回)の開催報告
P87 ●  スポーツ少年団広報関係資料のご案内
●  第52回日独スポーツ少年団同時交流受入ホストファミリーの募集
P88 ●  [重要]「JSPO公認スポーツ指導者資格」登録・更新手続き受付中(有効期限が2025年3月の方ほか)
●  公認スポーツ指導者資格更新研修開催予定一覧
P89 ●  2025年度公認アスレティックトレーナー資格更新対象研修一覧(予定)
●  2025年度公認スポーツドクター・スポーツデンティスト資格更新対象研修一覧(予定)
P90 ●  「公認スポーツ指導者マッチング」に関するご案内
●  JSPOからのメール受信設定に関するお願い
●  発送先住所をご確認ください
P91 ●  「登録番号」が「MyJSPO No.」へ変更になります
●  スポハラ根絶に向けた取り組みへの特定寄付金を募集しています
P92 ●  「第1回日韓中青少年冬季スポーツ交流」終了報告
●  日本馬主協会連合会からJSPOへの助成金の贈呈
P86 ●  JSPOカスタマーハラスメントへの基本方針を策定しました
●  「WMG(ワールドマスターズゲームズ)2027セミナー」を開催しました!

P94 読者の広場/プレゼント/ブックレビュー
バックナンバー&定期購読のご案内/編集後記
P96 Sport Japan 送付先変更について


編集後記
「Sport Japan」編集部会 副部会長
松尾哲矢

「当たり前」を疑う

 時代の変化に合わせて指導を見直すことが必要だと思っても、どこから手を付けていけばよいのかわからないという声をよく聞きます。
「指導の常識」、当たり前すぎて意識にも上らない常識感、ここに行き詰まりの原点があると考えます。指導の常識を超えるためには、「見えないものを見る」という営みが不可欠です。当たり前になっている「前提」や「見方」を意識的に疑うことです。本号では、その点に注目しました。
 ラテラルシンキングとは、「前提を疑い、視点を変えることでイノベーションを起こす思考力」(※)のことです。練習中に水を飲むものではない、男子と女子は別に指導すべきであるという前提を疑い、練習中の給水、中学校における男女共習へと変わってきました。指導者中心からプレーヤーを中心に指導者も保護者も関わるみんなが高まる指導のあり方(プレーヤーズセンタード)が模索されています。負けたときこそ自分の考え方を広げ、更新するチャンスという見方も重要です。これを機会にご自身の指導の前提や見方を見直してみてはいかがでしょうか。
 本誌のコンセプトには「今までの常識を疑い」、「一歩先の指導のあり方を提案する」というものがあります。多様性、持続可能性が求められる時代に、一人ひとりに応じたスポーツ指導のあり方や方法をどう考えればよいのか。編集者の一人として、これからも挑み続ける「Sport Japan」でありたいと思っています。

(※)ボール・スローン/ディスカバー編集部訳(2019)『ラテラル・シンキング入門 発想を水平に広げる』ディスカヴァー・トゥエンティワン.


発行:公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)
〒160‐0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4‐2
JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE

編集:日本文化出版株式会社 Sport Japan編集部(お問い合わせ窓口)
〒169‐8915 東京都新宿区高田馬場4‐30‐20

印刷:TOPPANクロレ株式会社

定価:1.100円[本体1,000円]※郵送料を含む。

●公認スポーツ指導者と単位スポーツ少年団・市区町村スポーツ少年団・都道府県スポーツ少年団の購読料は登録料に含まれています。 
●単位スポーツ少年団・市区町村スポーツ少年団・都道府県スポーツ少年団に対しておのおの2冊を配布しています。
●公認スポーツ指導者、スポーツ少年団関係者の送付先変更は、巻末の「Sport Japan送付先変更について」を参照ください。
本誌は、スポーツ振興くじ助成金を受けて発行しています。

編集部会
滝川哲也、松尾哲矢、遠藤啓一、菊池彩花、谷本歩実、松澤淳子、宮嶋泰子、野口友里、石黒考明(順不同)

編集/取材
日本文化出版㈱/中川智文、小畑光也、飯塚友子、髙木希武、大森裕子、古川美和子
(広告)恩田 卓、古川美和子、鈴木渓介

写真
日本文化出版(山岡邦彦、石塚康隆)、浅田トモシゲ

イラスト
石川正順

デザイン
㈱ラジアン/斧澤光則、二戸良治

Sport Japan 2025年3・4月号(vol.78)

Sport Japan 2025年3・4月号(vol.78)