CONTENTS
P1 [巻頭コラム]傍らにスポーツがある、その大いなる意味
原川 愛(体操インストラクター)
〈特集〉
なぜ今、「フィジカルリテラシー」に注目するのか?
P4 PART❶ “フィジカルリテラシー”って何だろう? ~それはスポーツの価値を高めることにつながるもの~ 鈴木宏哉(順天堂大学スポーツ健康科学部先任准教授)
P8 PART❷ 「終わり」と「褒める」がキーワード! 学校におけるフィジカルリテラシー 岡出美則(日本体育大学スポーツ文化学部スポーツ国際学科教授)
P11 PART❸ 地域からスポーツ界全体まで
すべての人が育みたいフィジカルリテラシー!!
松尾哲矢(立教大学スポーツウエルネス学部スポーツウエルネス学科教授)
P15 PART❹ 競技者もフィジカルリテラシーは必要なの? ~日本陸上競技連盟が提唱する競技者育成指針を踏まえて~ 森丘保典(日本大学大学院スポーツ科学研究科教授)
P18 PART❺[緊急座談会] フィジカルリテラシー評価尺度開発プロジェクトメンバーが集結!! 3カ年のプロジェクトを経て、今、その展望を語る 内藤久士(順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科教授、JSPO身体リテラシー評価尺度の開発研究班長)、 鈴木宏哉、松尾哲矢、森丘保典(以上JSPO身体リテラシー評価尺度の開発研究班員)、 青野 博(JSPOスポーツ科学研究室室長、JSPO身体リテラシー評価尺度の開発研究班員)
〈連載〉
夢、輝け! クラブ探訪 [57]
P24 過疎化で子どもの人数が減っても合併や地域クラブとして活動環境を維持
三野オレンジスターミニバスケットボールクラブスポーツ少年団(徳島県三好市)
P26 歴史あるスポーツ少年団のノウハウを活用した人材育成に出色
新町スポーツクラブ(群馬県高崎市)
P28 Let’s try ACP 目的別運動プログラム活用術! ⑨
子どものこころが育つ指導者の適切な関わり
吉田繁敬(アイ・ブラス㈱代表取締役)
P30 「わたしのフェアプレー」インタビュー[69]
失敗もいい経験に 常に成長するためチャレンジを続ける
髙橋 藍(バレーボール)
P32 SPORT HAPPINESS FOR WOMEN⑨
紫外線による皮膚やパフォーマンスへの影響と対策
上田由紀子(ニュー上田クリニック)
P34 私の指導「成功例」「失敗例」、そしてたどり着いた答え[39]
失敗の連続です。選手たちからたくさん教えてもらいました
長光歌子(フィギュアスケート)
P36 学び続けるコーチ ―私の成長計画― [27]
学ぶことは常にその辺に転がっているんだろうなと思いながら指導しています
白井健三(日本体育大学体育学部体育学科助教)
P38 「スポーツ×デジタル」クレバー活用術! ③
映像分析アナリスト
平野加奈子(日本バドミントン協会)
P40 部活動改革、その先へ~地域で育むジュニアスポーツ~「学校運動部活動」⑮
SCを中心に強力タッグで受け皿づくり 発想は「一生楽しく、そして、地域も育む」
白岡シュポルト・ファーアイン(埼玉県白岡市)
P42 これですっきり トラブル防止・解決のヒント[27]
指導者に求められる熱中症対策
一久保直也(一久保法律事務所弁護士)
P44 ホントに、イチからよくわかる スポーツさまざまメディカル③
夏休み明けの子どもたちのメンタルヘルスに注意
市橋佳世子(上林記念病院精神心療科医長)
P46 あってはならない「スポーツ現場の突然死」
三田村秀雄(日本AED財団理事長)
P48 スポーツ界から暴力、暴言、ハラスメントなど不適切行為を根絶! ⑮
「『NO!スポハラ』サミット2024」─パネルディスカッションリポート
土屋裕睦(大阪体育大学教授)、森﨑可林(J‐STARプロジェクト1期生)、
森林貴彦(慶應義塾高等学校野球部監督)、篠田ゆり(「NO!スポハラ」活動
保護者向けワークショップ参加者)、谷本歩実(柔道オリンピアン)
P50 スポーツ人生百景⑬
地域への恩返しがしたくて松本山雅FCの社長に就任
マスターズに参加し自らのサッカー好きを再確認
日本スポーツマスターズ挑戦で初めて知ったスポーツの新たな魅力
P52 国スポ通信[56]第78回国民スポーツ大会開催地情報④
まもなく開幕『SAGA2024』~盛り上がり必至の仕掛け、満載!!
〈JSPOインフォメーション〉
P53 ● 「第51回日独スポーツ少年団同時交流(ドイツ団受入)」終了報告
● 「第51回日独スポーツ少年団同時交流(日本団派遣)」終了報告
● 「令和6年度全国スポーツ少年団指導者協議会」終了報告
P54 ● 「令和6年度日本スポーツ少年団シニア・リーダースクール」終了報告
● 「令和6年度全国スポーツ少年団リーダー連絡会」の開催
P55 ● 「第46回全国スポーツ少年団軟式野球交流大会」終了報告
● 第46回全国スポーツ少年団軟式野球交流大会(鳥取県)における暑熱対策について
P56 ●「2024年日独青少年指導者セミナー(派遣)」の開催(文部科学省委託事業)
● 「第7回ジュニアスポーツフォーラム」終了報告
● JSPOからのメール受信設定に関するお願い
P57 ● 「第62回全国スポーツ少年大会(リーダーズアクション2024)」終了報告
● 「令和6年度公認スポーツ指導者全国研修会(国庫補助事業)」のお知らせ
P58 ● [重要]「JSPO公認スポーツ指導者資格」登録・更新手続き受付中(有効期限が2024年9月の方ほか)
P58、P59 ● 公認スポーツ指導者資格更新研修開催予定一覧
P60 ● 公認スポーツ指導者養成講習会ビデオ教材「運動部活動や地域クラブ活動でのコーチング」の公開について
● スポハラ根絶に向けた取り組みへの特定寄付金を募集しています
P61 ● 「関西マスターズゲームズ2024 第4回津風呂湖カヌー大会」を開催!
P62 読者の広場/プレゼント/ブックレビュー
バックナンバー&定期購読のご案内/編集後記
P64 Sport Japan 送付先変更について
編集後記
「Sport Japan」編集部会 部会長
滝川哲也
「継続は力なり」
パリオリンピックの最中に、この編集後記を執筆しました。悲喜こもごもの日本選手団。メダルを獲得して流したうれし涙があれば、不本意な結果に終わり流した悔し涙もありました。その涙までの過程で、想像を絶する努力と切磋琢磨があったに違いありません。
悔し涙で印象的なのは、柔道女子52キロ級の阿部詩選手でしょう。優勝候補にあげられながら2回戦で一本負けを喫し、会場に響き渡るほどの大きな泣き声をあげました。
筆者が箱根駅伝を走った大学時代、忘れられない恩師のことばがあります。「継続は力なり。されど惰性の継続は退歩」。日本代表のすべての選手がパリ・オリパラに向け、自らを律するとともに、指導者や支援スタッフと力を合わせて歩み続けたはずです。まさしく「前向きな努力の継続」に他なりません。
阿部選手もその一人です。同選手の涙姿は、テレビ観戦した子どもたちの心に何か響いたものがあったことでしょう。パラアスリートを含めた日本選手団の頑張りは、子どもたちに貴重な感動をもたらしてくれました。
2028年はロサンゼルスでオリパラが開催されます。トップアスリートたちは新たな「努力の継続」をすでに始めています。オリパラを契機にスポーツに親しむ子どもが増える。これこそ、オリパラの存在意義の一つだと思います。
発行:公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)
〒160‐0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4‐2
JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE
編集:日本文化出版株式会社 Sport Japan編集部(お問い合わせ窓口)
〒169‐8915 東京都新宿区高田馬場4‐30‐20
印刷:TOPPANクロレ株式会社
定価:770円[本体700円]※郵送料を含む。
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●単位スポーツ少年団・市区町村スポーツ少年団・都道府県スポーツ少年団に対しておのおの2冊を無料配布しています。
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本誌は、スポーツ振興くじ助成金を受けて発行しています。
編集部会
滝川哲也、松尾哲矢、遠藤啓一、菊池彩花、谷本歩実、松澤淳子、宮嶋泰子、野口友里、石黒考明(順不同)
編集/取材
日本文化出版㈱/中川智文、小畑光也、飯塚友子、髙木希武、大森裕子、古川美和子、泉 誠一
(広告)恩田 卓、古川美和子、鈴木渓介
表紙写真
ピクスタ
写真
日本文化出版(山岡邦彦、石塚康隆)、泉 誠一
イラスト
石川正順
デザイン
㈱ラジアン/斧澤光則、二戸良治