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日本スポーツ協会からのお知らせ:index

お知らせ2023/01/19

第25回秩父宮記念スポーツ医・科学賞受賞者を決定

1月19日(木)開催の当協会理事会において、第25回秩父宮記念スポーツ医・科学賞の功労賞および奨励賞受賞者を決定しました。

■受賞者
【功労賞】
多年にわたりスポーツ医・科学分野において、その向上発展に貢献し、我が国スポーツ界の推進に特に功績顕著な者。
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氏 名:徳永 幹雄(とくなが みきお)氏
所属等:九州大学名誉教授
受賞理由:
徳永氏は、長年にわたり体育・スポーツ心理学の視点から、競技力向上に関する調査研究を行い、この研究成果はスポーツ分野だけでなく、健康科学などその他の分野にも多大な影響を与えました。
同氏は、スポーツ選手が競技場面で実力を発揮するために必要な心理的能力を「心理的競技能力」と呼び、これを計るために「心理的競技能力診断検査」を開発しました。これらの研究成果により、日本においてメンタルトレーニングの概念が広く定着し、これは現在のスポーツ心理学の基盤の一つとなっています。
日本スポーツ協会においても公認スポーツ指導者養成講習会の講師として、スポーツ指導者に対して適切な心理サポートやメンタルトレーニングに関する講義を行い、スポーツ心理学の重要性を世に広めました。
 
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【奨励賞】
スポーツ医・科学についてよく研究し、その研究成果が十分にスポーツの現場に生かされ、我が国スポーツの普及発展又は競技力の向上に顕著な実績をあげた者(又はグループ)。
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名 称:東京オリンピック暑熱対策医・科学サポートグループ
代表者:杉田 正明(すぎた まさあき)氏
    <所属等>日本体育大学体育学部教授
受賞理由:
2021年に開催した東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は厳しい暑さの中での開催となりましたが、長年にわたる同グループの暑熱対策の研究成果が存分に発揮され、各競技で優秀な成績を残しました。
東京で2回目のオリンピック競技大会の開催が決定してから、同グループは様々な競技団体と連携し暑熱対策の研究を進めました。粉末スポーツ飲料や冷却グッズを開発したり、特別気象サイトを開設しTEAM JAPANへ気象状況の提供に努めたりと、多くのアスリートに対してサポートを行いました。
これらの研究は、日本の国際競技力の向上に必要不可欠であり、さらに重要性が高まるものとして、今後一層の発展が期待されます。

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■秩父宮記念スポーツ医・科学賞について
故秩父宮殿下は、生涯を通じてスポーツに関心をお寄せになり、スポーツの宮様として親しまれました。
また、故秩父宮妃殿下におかれても、スポーツ界に対するご理解が深く、数多くの宮杯等をスポーツ団体へ御下賜くださいました。
当協会では、故秩父宮妃殿下からの御遺贈金をもとに、基金を設立し、スポーツ競技力向上と普及振興には欠くことのできないスポーツ医・科学の分野を対象に、我が国スポーツ界の更なる発展を期するため、平成9年度に「秩父宮記念スポーツ医・科学賞」を創設いたしました。

主催:日本スポーツ協会
共催:読売新聞社
後援:スポーツ庁、公益財団法人日本オリンピック委員会
 
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