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日本スポーツ協会からのお知らせ:index

お知らせ2021/01/18

第23回秩父宮記念スポーツ医・科学賞受賞者を決定

1月14日(木)開催の当協会理事会において、第23回秩父宮記念スポーツ医・科学賞の功労賞および奨励賞受賞者を決定しました。

■受賞者
【功労賞】
多年にわたりスポーツ医・科学分野において、その向上発展に貢献し、我が国スポーツ界の推進に特に功績顕著な者。
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氏 名:勝田 茂 (かつた しげる)
所属等:筑波大学名誉教授
受賞理由:
 運動生理学、特に筋肉生理学を専門として研究に携わり、骨格筋線維の成長や変化に関して数多くの研究を行い、多大な功績を残されてきました。
 アスリートの筋線維組成を実際に採取することで、筋線維組成には競技特性に応じた特徴があり、スポーツの適性を検討するうえで重要な要素となることを発見しました。また、これらの研究結果を、発達や加齢に伴う健康・体力問題への課題解決に向けて多いに活用してこられました。
 さらに、当協会のスポーツ医・科学専門委員会委員として多くのプロジェクトに携わり、とりわけジュニア競技者のタレント発掘やトレーニングに対して、運動生理学の立場から、高度な研究手法を用いた研究を行いました。
 永年にわたる研究実績から、日本のスポーツ医・科学の発展に大きく貢献されました。
 
詳細は、コチラ


【奨励賞】
スポーツ医・科学についてよく研究し、その研究成果が十分にスポーツの現場に生かされ、我が国スポーツの普及発展又は競技力の向上に顕著な実績をあげた者(又はグループ)。
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名 称:「マスターズ甲子園」開催を通じた生涯スポーツ推進プロジェクト研究グループ
代表者:長ヶ原 誠(ちょうがはら まこと)
    <所属等>神戸大学大学院教授
受賞理由:
 本グループは、2004年から全国の高校野球OB/OGが、性別・世代・甲子園出場の有無・元プロアマ問わず、出身校別に同窓会チームを結成し、甲子園出場を目指す「マスターズ甲子園」の開催を通じて、生涯スポーツの推進に係る研究を実践するグループです。
 マスターズ甲子園は「個人のライフスタイルの活性化」「生涯スポーツ文化の振興」「世代間を通した地域再生」「スポーツを通した文化の継承」等、スポーツだけでなく現代社会の諸活動にも対応した、社会貢献度の高いユニークな取り組みです。このイベントの開催と本グループの研究は、日本特有の「同窓会型マスターズスポーツ」として、今後の生涯スポーツの発展に寄与するものであり、さらなる活躍が期待されます。

詳細は、コチラ
  


■秩父宮記念スポーツ医・科学賞について
  故秩父宮殿下は、生涯を通じてスポーツに関心をお寄せになり、スポーツの宮様として親しまれました。
  また、故秩父宮妃殿下におかれても、スポーツ界に対するご理解が深く、数多くの宮杯等をスポーツ団体へ御下賜くださいました。
  当協会では、故秩父宮妃殿下からの御遺贈金をもとに、基金を設立し、スポーツ競技力向上と普及振興には欠くことのできないスポーツ医・科学の分野を対象に、我が国スポーツ界の更なる発展を期するため、平成9年度に「秩父宮記念スポーツ医・科学賞」を創設いたしました。

主催:日本スポーツ協会
共催:読売新聞社
後援:スポーツ庁/日本オリンピック委員会
 
秩父宮記念スポーツ医・科学賞のページはこちら>>