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総合型クラブ2008/08/19

メルマガ(第35号)連携ニュース <特集> ユニークなネーミングと事業 ★クラブの面白い「ネーミング」編★

※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第35号」と連携した内容となっております。
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★クラブの面白い「ネーミング」編★     一風変わった名前だと印象に残りますよね。クラブやプログラムの名前も同じです。
    まずネーミングで「面白そうだな~」と思ってもらえれば何倍もお得です。
    そして中身もユニークだと最高!  ここでは、クラブの面白い「ネーミング」をご紹介します。

●スポーツクラブWAY”(宮城県美里町)
  「スポーツクラブWAY”」は、それぞれの人生を「道」に例え、共に歩みつつ、我が道を切り開いて行くス ポーツクラブをイメージしてつけられた名前です。
  クラブの名称にある「WAY」の「道」に、「”」(片側のみ)がついているのは、住民が名前を読む時に「みぢ」と訛ると理解できるからだそうです。

  平成20年2月に行われた設立記念総会の資料の最後には、「僕の前に道はない  僕の後ろに道はできる」(高村光太郎の詩)の一文を掲載。「道」へのこだわりで締めくくられています。 

  「自分たちが出来ることが、ここにはある。自分の好きな時間がある。自分のやりたいスポーツがある。話の合う人がいる。だから美里町にいたくなる」(パンフレットより)という町への愛着心をもって、「スポーツクラブWAY”」は面白くて思いっきり活動している人たちが集結して取り組んでいます。

  スポーツ教室には、インラインスケート・スケートボードなど特色ある種目があり、クラブ会員交流会には、「多世代合コン」があるのもユニークです。

●アストリースポーツクラブ(山梨県山梨市)
  体操・トランポリンとウエイトリフティングの3つの種目が中心のクラブです。地域の子供達の健全育成を理念に活動しています。体操選手を目指す選手コースも充実しています。

  「アストリー」は、「アスリート」という言葉をベースに、未来に向かって「明日をとる」「大きく成長tree(木)」などの意味を込めてネーミングされました。

  平成20年3月に行われた設立総会は体操教室発表会も兼ねて行われ、一般市民や保護者にクラブの実際の活動を知っていただくよい機会となりました。

  「地域の子供たちの健全育成」「一貫指導による選手の育成」「成年選手の活動の推進」の3本柱を中心に、地元の学校施設を借りて、種目に精通した専門スタッフが運営・サポートにあたっています。また、年に数回、地域の小学校を中心に体育授業(器械運動)を受け持ち、マット運動の楽しさを伝えるサポート事業を無料で行っています。

  クラブのホームページでは、「ウエイトリフティング2008全日本選手権大会」の動画を見ることができます。
  (クラブのHPは文末からどうぞ)

●ゆうゆうスポーツクラブ海南(和歌山県海南市)
  海南市は海に面し、年間平均気温が16度と四季を通じて温暖な気候に恵まれています。名前にある「ゆうゆう」は、「悠々」「友」「勇」「優」「遊」、そして「結う」の意味が込められており、海と温暖な気候をイメージでき、誰でもすぐに覚えられる親しみやすいネーミングです。

  幼児・小学生向けには、「キッズうんどう」「ダンスうんどう」など一つの種目名でない可愛らしい名前がついたプログラムが並んでいます。ソフトなネーミングにより、運動が苦手な子供でも参加できる雰囲気が漂い、参加しやすくなっているようです。

  また、「キッズ」が入っていることや、ひらがなで「うんどう」とネーミングされていることで、わざわざ説明しなくても、対象者が自ずと幼児・小学生に絞られるというメリットもあります。

  大人向けには「脂肪燃焼エアロ」などがあり、メタボリックが気になる世代には、このネーミングで期待がふくらみ思わず参加したくなります。もともと1回500円(ワンコイン)で参加できる体験イベントとして行っていたプログラムが好評で、毎週金曜夜の定期開催になっています。

  クラブは会費中心に運営され(大人月3千円、子供月2千円、ファミリー月5千円)、約400名の会員がいます。(クラブのHPは文末からどうぞ) 

●板野ぴょん太スポーツクラブ(徳島県板野町)
  板野町にある心身の健康づくりのための施設「田園パーク健康の館」を拠点とするクラブです。施設のキャラクターに、周辺に多く生息する「蛙」が公募により採用されたこともあり、クラブが元気に発展する(ぴょんぴょん飛び跳ねる)ことをイメージしてネーミングされました。

  「板野」という地名と「ぴょん太」という名前が、まるで近所の友達や子どもの氏名のようで、大変親しみやすく、1回聞いたら忘れられないほど印象的なネーミングです。

  クラブのパンフレットには、キャラクターの「ぴょん太」が、「今は小さなアマガエルですが、夢は大きな“町いっぱい”のトノサマガエルとなって、りっぱな、堂々としたぴょん太になりたい!」とクラブを代表して語っています。「ぴょん太」と一緒にスポーツしたいな、「ぴょん太」を助けていきたいな~と思わせてくれます。

  クラブは、健康づくり、地域づくり、人づくりを標榜し、体育指導委員により平成18年3月に設立されましたが、現在は、多くの協賛者により自主的に運営が行われています。活動内容は、ニュースポーツ、テニス、エアロビクス、バドミントン、そして同じように、「阿波踊り教室」(毎月第4土曜)があるのは、さすが徳島県のクラブです!

●みんなで創るスポーツクラブ すいっち(福島県下郷町)
  「総合型地域スポーツクラブ」を知らない人に説明するのが難しいと感じるならば、特徴を表す語句を入れたネーミングも可能です。

  「すいっち」は、その発想で、「みんなで創る」というフレーズを名前に加えました。もちろんこれで総合型クラブのすべてを理解してもらえるわけではありませんが、民間スポーツクラブとは違う「参加して自分たちで創って楽しむクラブ」であることや、仲間うちのクラブとは違う「誰にでも参加してほしいと常に働きかける公益的なクラブ」の要素を感じてもらうことはできます。

  クラブのホームページには、「すいっち」に込められた意味が以下のように説明されています。「いままであまり運動してこなかった人の運動すいっちをON!」「これまで行なってきた活動をさらにステップアップさせるすいっちをON!」「日常入りっぱなしのすいっちをOFFにさせ、癒しとやすらぎを与える!」。

  クラブの目玉はフライングディスクです。「フライングディスクを楽しむなら、すいっち」と自ら推薦するほどで、アルティメット全日本選手権大会にて優勝経験のあるクラブマネジャーによる指導を直接受けられます。
  (クラブのHPは文末からどうぞ) 


  今回紹介のクラブ以外にも、面白いネーミングのクラブもたくさんあると思います。特集ではその一部を紹介させていただきました。

★協力(クラブ育成アドバイザー);宮城県・相田恵美、山梨県・進藤芳昭、和歌山県・菅井繁實・南由佳、
        徳島県・北條種一、福島県・川瀬周平(掲載順、敬称略)