カナダやアメリカなどの諸外国では、発育期からの生涯にわたるスポーツ活動のあり方について、アスリート育成モデルとして提案されています。日本スポーツ協会では、これまでスポ ーツ少年団の活動実態、スポーツ外傷・障害予防、トレナビリティ、タレント発掘・育成、基本運動の習得、食育などのさまざまな観点から研究が行われてきました。この研究プロジェクトでは、これらの研究成果も参考にしつつ、生涯にわたるスポーツ活動のあり方のための発育期のガイドラインと、日本版アスリート育成モデルを作成しました。
これまで日本では、1964年東京オリンピックの開催を契機に、スポーツ少年団やスイミングクラブ、体操クラブなど発育期のスポーツ環境が整備されました。そして、2020 年東京オリンピック・パラリンピック開催を機に、発育期のスポーツ活動のあり方を提示します。
発育期のスポーツ活動ガイド
(2021年3月31日発行)
諸外国のアスリート育成モデルや、国内の少年団や中央競技団体の育成指針を踏まえ、発育期のスポーツ活動ガイドを作成しました。本ガイドは視覚的にわかりやすい内容にすることを目指しました。また、日本の運動・スポーツの特性を反映しています。競技団体としての育成指針を作成する際や、スポーツ指導の現場にてご活用ください。
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