本文へスキップします。

総合型地域スポーツクラブに関するお知らせ

総合型クラブ2009/08/20

メルマガ(第46号)連携ニュース【1】特集 <はじめての会員募集>(5)情報が行き渡る防災無線の効果

※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第46号」と連携した内容となっております。
  メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(5)情報が行き渡る防災無線の効果  ~人口3万人、330名のクラブ例(火の山スポーツクラブ)

  世界最大級のカルデラ、広大な草原、水田の広がる阿蘇谷と起伏に富んだ阿蘇外輪で
形成され、市の東西距離が30km、車で往復1時間ほどかかる広域な農村地帯で、火の山
スポーツクラブは活動しています。

  平成17年に2町1村が合併した人口約3万人の阿蘇市では、合併を期に、体育指導委
員が中心になり、2年半の準備期間を経て、平成20年2月にクラブを設立しました。
会員数は、約330名です。

  日常プログラムは11種目で、避暑地として、温泉施設やゴルフ場が多くある地域特性
を活かし、各施設を活用したゴルフ、ピラティス、地元高校と協力した乗馬などのプロ
グラムが魅力的です。

  火の山スポーツクラブでは、話し合いを行う際、運営委員と行政が、「無理かな」と
思うことも、「やってみたい」と互いに伝えてみること、「出来る」「出来ない」「ど
う工夫したら出来るか」を話し合うことを心がけた結果、実現できたことが多くあった
そうです。

  はじめての会員募集では、運営委員から「募集チラシを全戸配付したい!!」との要
望により、行政担当者が、担当課と交渉し、月々配付する市の区長便に、クラブと教育
委員会からの配付物として、チラシの全戸配付をしました。

  さらには、設立前に行った体験プログラム告知や会員募集を、各戸に設置されている
防災無線(*)を通じて、教育委員会が支援する事業として呼びかけました。防災無線
は興味がない方にも情報が届くため、防災無線での広報後には、会員手続きの窓口の電
話がよく鳴ったそうです。

  クラブでは、教育委員会等、行政との「パートナーシップ」を活かし、クラブ運営に
結び付けています。なかでも、運営委員会は行政担当者も出席され、設立準備段階から、
  「阿蘇市の生涯スポーツ振興」に貢献するクラブとして、理念の共通理解を図り、お
互いに思いやりと感謝の気持ちを持って、同じテーブルを囲み、楽しい会議を行ってお
られます。

  (*)防災無線・・人命にかかわる通信を確保するために自治体によって整備された
                    無線通信システム。放送内容は緊急性の高いものが基本だが、普
                    段は住民に対する広報に使われていることが多い。

                          (矢田智美、野島弘宣  熊本県クラブ育成アドバイザー)


【火の山スポーツクラブ連絡先】
    〒869-2695
    熊本県阿蘇市一の宮町宮地504-1(阿蘇市教育委員会社会体育係内)
    TEL:0967-22-3229