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総合型地域スポーツクラブに関するお知らせ

総合型クラブ2008/09/22

メルマガ(第36号)連携ニュース <特集> クラブの拠点・クラブハウス 【自治会施設活用】 小田原フレンドリークラブ

※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第36号」と連携した内容となっております。
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【自治会施設活用】
●小田原フレンドリークラブ(神奈川県小田原市)

1.クラブの特徴
  小田原フレンドリークラブは、少年野球酒匂(さかわ)フレンズとして発足して以来30年間に亘って「スポーツを通して地域の交流を活性化させたい」という情熱を持って活動している総合型クラブです(クラブのHPは文末からどうぞ)。

2.クラブハウスの特徴
  クラブの活動地域である酒匂地区には、自治会が市から管理を任されている自治会館があります。自治会館は、昭和4年に酒匂町役場の庁舎として建造された木造2階建の歴史的建造物です。その中の1室をクラブハウスとして利用し、自治会と協力して管理を行っています。

  1階は、クラブハウスとちょっとした運動ができるフリースペースがあり、スポーツ吹き矢等の活動場所として利用されています。2階は主に会議室として利用されています。入口前には「お休み処」としてお手製のバルコニーが設置され、お茶や会話が楽しめます。

3.クラブハウス確保に至る経緯・方法
  クラブハウス獲得までの道のりは平坦なものではありませんでした。かねてから地域を活性化させたいという思いを持って活動を続けていたものの、地域からの視線は、ただの少年野球チームとしての見かたが強く、なかなか理解が得られない状況が続きました。自治会館の1室を借りることは到底考えられませんでした。

  それを解決する大きなきっかけとなったのが、育成指定クラブへのチャレンジでした。育成指定クラブとして、国が育成を推進する総合型クラブの考え方に則って、準備活動を展開したことでクラブの目指す方向性が明確になり、地域への働きかけが積極的に行えるようになりました。
  やがて自治会館の管理をする連合自治会長や市地域政策課の理解・協力を得ることができ、1部屋をクラブハウスとして使う許可が出たのです。

  実はこの自治会館、クラブがクラブハウスとして利用を始めるまでは、毎月数回の自治会会議等でしか使われておらず、倉庫のような状態で、地域住民の出入りはほとんどありませんでした。掃除や、老朽化が進む建物の修繕も、クラブ員が地域の工場や企業から廃材等をかき集め、汗水たらして行いました。
やさしい家“アメニティーズハウス”という愛称も付き、地域住民が気楽に出入りできる明るい自治会館が甦りました。

(報告:遠藤晃弘  神奈川県体育協会クラブ育成アドバイザー)

外観
お休み処
手づりの看板