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2009/09/24
メルマガ(第47号)連携ニュース 【1】特集<行政とのいい関係>(3)行政事業をクラブが主催し大きな成果 ~クラブ幸手(埼玉県幸手市)
※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第47号」と連携した内容となっております。 メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(3)行政事業をクラブが主催し大きな成果 ~クラブ幸手(埼玉県幸手市)●行政主催の教室・大会をクラブが受け持つ クラブ幸手は、体育指導委員(OB・OG含む)が中心となり、県東部地区で一番初めに設立されたクラブです。クラブのコンセプトは、当初から補助金依存体質から脱却することで、多種目、多世代、多志向、地域住民の自主運営による地域コミュニティクラブ(文化活動を含む)を目指しました。クラブの特徴は、これまで行政が主催してきたスポーツ教室やマラソン大会をクラブ幸手が主催して実施していることです。●教室数が倍に増え、中止予定の大会も続行できたこれらの経緯については、行政の財政難が一番の要因ですが、クラブが実施したことで大きなメリットが生まれました。スポーツ教室では、これまで行政が実施してきたスポーツ教室は年間7教室程度でしたが、クラブが実施したことによって年間15教室以上実施できることになり、参加者も大幅に増えました。マラソン大会では、行政の方針で平成19年度以降中止の予定でしたが、クラブが主催に名乗りを上げ、金銭面でもクラブが負担することで開催することができました。これまでマラソン大会の運営費は、行政が約300万を負担していましたが、多少の参加料の値上げと、クラブ関係者の尽力によって、協賛金を140万ほど集めたことで税金を投入することなく開催が可能となりました。●行政側の支援内容と相乗効果の発揮もちろん行政側も単にお金を出さずに何もしていないというわけではなく、人的な支援などを積極的に行いました。クラブと行政の協働が、地域のスポーツとコミュニティの振興に大きな相乗効果をもたらした事例です。また、クラブが行政の事業委託を受けることができた条件としては、もちろん体育指導委員が市の非常勤職員という立場での関係性が深かったことが考えられます。●行政から委託を受けるメリットただし、組織の形態は違っていても、組織力や信頼関係の構築、オープンな組織であるということを満たしていけば行政の事業委託を受けることは十分可能です。行政からの事業を受けるクラブ側の最大のメリットは、地域住民や参加者、会員から大きな信頼を得られるということです。この信頼を会員の確保、継続に生かすことができれば安定した運営につなげていくことができるでしょう。 (加藤裕之 埼玉県クラブ育成アドバイザー)【クラブ幸手・プロフィール】1.設立 設立年:平成19年2月 母 体:体育指導委員 経 緯:体育指導委員を中心に市内小学校区にある体協支部の協力を得ながら、 行政との協働によるクラブを立ち上げ 2.地域 人 口:5万4697人(平成21年8月1日現在) 地域特性:埼玉県東部に位置し、近年人口は減少傾向にある3.クラブ 会員数:297名 予算規模:1,000万円 特 徴:総合型地域コミュニティクラブとして、 コミュニティによる人と人のつながりを大切にしているクラブ連絡先:〒340-0164 埼玉県幸手市香日向2-31-2 TEL:0480-42-2274 E-mail:i-kuri@office.email.ne.jp URL:http://www.club-satte.org/
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