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問合せ・FAQ
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学校では、少子化に伴う部員数の減少や専門種目を担当できる教員数の不足によって、子どもたちが希望する種目を選択できず、より専門的な指導を受けることができないという状況を生んでいる。また、顧問教師の転勤により、それまで活発に行ってきた部活動が停滞し、休廃部に追い込まれるケースも増えている。さらに小学校段階で高い技術力を身につけた子どもの能力を中学校段階でさらに伸ばすための体制が整っていないなど、学校だけでは解決できない問題を抱えている。
NPO法人ゆうスポーツクラブの特徴は、設立段階から中学校部活動およびスポーツ少年団との連携活動を視野に入れた組織づくりにある。設立の背景には、これまで子供達の健全育成を目指し活動してきた由宇町の既存の単一種目型スポーツ少年団が、学校週5日制や少子化といった社会変化に対応しきれなくなった現状を踏まえ、地域のスポーツ関係者で対応を検討し、新たな形の受け皿を模索した結果、誕生したという経緯がある。 その結果、(1)中学校の部活動顧問と地域指導者が共通認識を持ちながら指導する、(2)部活動にはない種目(バドミントン、フェンシング、空手道など)に参加を希望する中学生は、一般チームに加入して活動する、(3)中学校の放課後の部活動にスポーツ少年団の団員(小学生・中学生)が参加する、などクラブの設立によって学校と地域の垣根が低くなった。その結果、地域の人がそこへ行けば、誰もがスポーツを楽しめる。分断されることなく継続してスポーツを楽しみ、スキルアップを目指す。そんな地域に根ざしたスポーツクラブ(My Town Club)に近づきつつある。