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指導者養成

概要

日本スポーツ少年団では、自発的にスポーツに取り組む子どもたちに対する責任と、スポーツ少年団の社会的な使命(※)を果たす指導者・リーダーを育成するために、従来の日本スポーツ少年団指導者制度を改定し、新たに「日本スポーツ少年団指導者・リーダー規程」〔令和2(2020)年4月施行〕を制定しました。

※スポーツ少年団の社会的な使命(スポーツ少年団理念)​​


制度改定の背景

スポーツ少年団での指導は、上記の理念をはじめとした社会的な役割を果たすものです。しかし、残念ながらスポーツ界においては指導者による暴力等の反倫理的行為が起きていることも事実です。また、人々のスポーツに対する価値観も多様化しており、指導においては競技力の向上のみならず、常に新しい時代に適した関わり方が求められています。

上記のような社会環境に適応するには、指導者自身が子どもたちをはじめとする指導対象のために学び続ける必要があります。そのため、日本スポーツ少年団では「スポーツ少年団指導者の全員がJSPO公認スポーツ指導者資格を保有すること」を登録条件とする新規程を制定しました。

また 、スポーツ少年団内のみで通用する資格(認定員・認定育成員)ではなく、広くスポーツ界で通用するJSPO公認資格を保有することは、指導の安全・安心性の担保となり、子どもたちや保護者との信頼関係構築の一助にもなると、私たち日本スポーツ少年団は考えています。

おもな改定内容

1. 登録区分

従来は「団員」・「指導者」・「役職員」の3つの登録区分でしたが、「団員」・「指導者」・「役員」・「スタッフ」の4つの登録区分に変更しました。また、「指導者」については日本スポーツ協会公認指導者資格(JSPO公認資格)の保有が必須となりました。
 


2. 単位スポーツ少年団登録要件の変更

従来からの「原則として団員10名以上、指導者2名以上での構成」に加えて、下記2つの条件を”全て”満たすことが必要となります。

①18歳以上(※)の「指導者」、「役員」または「スタッフ」2名以上の登録が必要 ※令和5年度以降の登録から適用
→子どもを預かることの責任の観点から、18歳以上を複数名配置することを必須とします。

②「スポーツ少年団の理念」を学んだ「指導者」(※)2名以上の登録が必要
→「スポーツ少年団の理念」の普及、理念に沿った活動を行うために、スポーツ少年団の理念を学んだ指導者を複数名配置することを必須とします。

※スポーツ少年団の理念を学んだ指導者
(1)令和元(2019)年度にスポーツ少年団認定育成員・認定員の資格を保有していた者
(2)JSPO公認スタートコーチ(スポーツ少年団)資格保有者
(3)令和元(2019)年度以前にシニア・リーダーとして資格認定され、令和5(2023)年度まで引き続き登録を行っていた者
(4)令和2(2020)年度以降にシニア・リーダーとして資格認定され引き続き登録を行っている者


●単位スポーツ少年団の登録に必要な最低構成人数  (令和5年度以降の登録から適用)

※パターンBおよびCは、新規登録単位団のみ適用可能です


3. スポーツ少年団認定員・認定育成員の終了

令和元(2019)年度をもって、スポーツ少年団指導者資格(認定員・認定育成員)の養成は終了しました。
令和2(2020)年度以降は、JSPO公認資格を保有していれば「指導者」として登録することが可能です。

※令和5(2023)年度までは移行期間として、下記の措置を設けております。

▼令和元(2019)年度までに「認定員」資格を取得された方

認定員資格と同時に付与しております「JSPO公認スポーツリーダー(永年認定)」資格をもって、令和5(2023)年度までは「指導者」として登録が可能です。

令和6(2024)年度以降も「指導者」登録を希望される場合は、令和5(2023)年度までに「JSPO公認スポーツリーダー(永年認定)」を除くJSPO公認資格を取得する必要があります。

なお、令和元(2019)年度のスポーツ少年団登録において「認定員」資格保有者として登録していた方は、「スポーツ少年団の理念を学んだ指導者」として登録が可能です。

※認定員資格をお持ちだった方は、web上の申請と資格登録手続きのみでJSPO公認資格である「JSPO公認コーチングアシスタント」へ資格移行することが可能です(講習会等を受講いただく必要はありません)。
※令和6(2024)年度のスポーツ少年団登録において「指導者」として登録を希望される場合は、令和5(2023)年11月30日までにJSPO公認コーチングアシスタントへの資格移行申請手続きを行う必要があります。

詳細は下記JSPOホームページをご確認ください。

  

▼令和元(2019)年度までに「認定育成員」資格を取得された方

すでに保有されているJSPO公認資格が有効な限り、「スポーツ少年団の理念を学んだ指導者」として登録が可能です。
※JSPO公認資格の更新には、更新研修の受講・修了と資格更新手続きが必要です。詳細は下記JSPOホームページをご確認ください。

       


4. JSPO公認スタートコーチ(スポーツ少年団)資格の養成開始

※本資格の名称等について2024年4月付登録期から変更いたします。詳細はこちら

JSPO公認スタートコーチ(スポーツ少年団)を取得いただくことで、「スポーツ少年団の理念を学んだ指導者」として登録することができます。

【役割】
スポーツ少年団・総合型地域スポーツクラブ・学校運動部活動等において、必要最低限度の知識・技能に基づき、当該競技の上位資格者と協力して、安全で効果的な活動を提供する者。

詳細は下記JSPOホームページをご確認ください。

  


5. スタートコーチ(スポーツ少年団)インストラクターの養成開始

JSPO公認スタートコーチ(スポーツ少年団)養成講習会の講師を務めることができる「スタートコーチ(スポーツ少年団)インストラクター(以下、「インストラクター」という。)」を養成します。

【インストラクター委嘱条件】
・令和元(2019)年度に認定育成員としてスポーツ少年団登録をした者で、インストラクター移行研修会を受講した者
・インストラクター養成講習会を受講し、日本スポーツ少年団からインストラクターとして委嘱された者

詳細は下記JSPOホームページをご確認ください。