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2007/12/20
メルマガ(第27号)連携ニュース長期継続クラブにみるマネジメントの工夫
※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第27号」と連携した内容となっております。 メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::長期継続クラブにみるマネジメントの工夫~クラブで育つクラブの人材、新町スポーツクラブ(群馬県高崎市)のユースボランティア育成~ 【なぜ、ユースボランティア育成なのか?】 新町は、スポーツ少年団を核にして組織した総合型地域スポーツクラブです。その日本スポーツ少年団では、昭和49年から「日独同時交流事業」を実施しています。新町は、この事業に参加してドイツのスポーツクラブ活動体験を知っている者が指導者に多くいます。また、平成5年度に日本スポーツ少年団指導者海外研修事業でドイツのスポーツクラブとスポーツユーゲントの組織等について学習した者は、ドイツのスポーツクラブにおけるクラブの継続性の要因の一つがクラブ自身による青少年世代の育成と、異年齢集団による民主的なクラブ運営にあることを学んでいました。 そこで、設立したクラブを100年間発展させながら継続的な運営を実施することを目指して、地域の青少年をクラブ自身が育成する「ユースボランティアの育成事業」を積極的に実施しています。【ユースボランティア育成事業の方法は?】 実は、誰でも簡単に参加できるユースボランティア育成制度があります。 紹介のとおり、スポーツ少年団を核として組織した新町スポーツクラブのユースボランティア育成方法の一つが、「日本スポーツ少年団リーダー制度」を活用した方法です。この制度は、下記のようになっています。 1 小学5年生から中学3年生を対象にした「ジュニア・リーダースクール」 2 高校生から20歳未満の青少年を対象にした「シニア・リーダースクール」 これは、ジュニア・リーダースクール修了者が参加対象者(※別の方法も有) 3 シニア・リーダースクール修了者は、日独同時交流派遣参加資格を有し、なおかつ、20歳に達しスポーツ少年団指導者登録を行い、所定の要件を満たした場合、「公認スポーツリーダー及びスポーツ少年団認定員」として承認される。 この育成方法は、スポーツ少年団に登録するだけで、どこでも誰でも同じ条件で参加できます。スポーツ少年団の登録は、原則として小学生以上の子ども達10名以上と20才以上の成人指導者1名以上がいれば、登録が可能です。しかし、この制度があまり周知されていない現状があります。各都道府県スポーツ少年団において、「ジュニア・リーダースクール」を開催していますから、是非、問い合わせをしてください。日本スポーツ少年団は、長い時間をかけてこのリーダー制度確立してきましたが、全国的に高校生以上の活動が発展しない現状にあります。【新町独自のユースボランティア育成プログラム】 新町は、ドイツ・ニュルンベルク市国際交流事業を実施しています。この交流は、相互に訪問して各家庭で過ごす生活体験によって生活の中にあるドイツ人のスポーツクラブライフ体験を青少年時代に知ることができる有意義なものです。この事業は、スポーツ少年団から育成したユースボランティアだけでなく、クラブが実施している各部門の参加者からユースボランティアとして活動した青少年も参加しています。【まとめ】 クラブは、設立した後、運営を長く継続して地域に根付いた活動をすることが大切だと考えます。ユースボランティアの育成によって、元気な青少年が地域を牽引して地域を元気にします。たくさんのクラブがユースボランティア育成に挑戦してみませんか?(小出利一 新町スポーツクラブチーフクラブマネジャー)
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