日本スポーツグランプリ

   長年にわたりスポーツを実践するとともに、広く国民に感動や勇気を与え、顕著な功績をあげられた中高年齢層の個人又はグループに対して授与されます。

受賞者 

第12回(平成29年度)受賞者の功績
(氏名、年齢、居住地、主な競技名、活動歴、顕彰対象区分)

1.稲富 敏美
(いなとみ としみ)
(男) 91歳 千葉県 水泳、卓球 75年 顕彰対象区分(1)

 幼少期から水泳に親しみ、戦争による中断期間はあるものの、継続して現在まで競技に取り組んできた。
警視庁勤務時代は水泳と卓球をライフワークとして行い、特に水泳では警視庁職員水泳競技大会に出場、50歳以上50m自由形の部において優勝するなど優秀な成績を収めている。
 退職後、平成元年にマスターズ水泳大会への出場を開始して以来、国内年間ランキング1位の記録数は70個を数え、これまで日本記録を23回、世界記録を3回樹立し、現在は90歳区分短水路50m自由形で世界記録を保持している。
 また、平成10年に所属する柏洋スイミングクラブで挑戦した100人×1000mリレーの記録は、ギネスブックの認定を受けたほか、平成21年にはジャパンマスターズ大会20回連続出場表彰、同スプリント大会では3年連続チャンピオンレーサー賞を受賞するなど輝かしい成績を残している。
 現在まで4度の病気を克服しながらも水泳を継続してきたことは、生涯スポーツの真の姿を体現していると言える。

2.齋藤 惠美子
(さいとう えみこ)
(女) 86歳 東京都 テニス、ソフトテニス、陸上競技 69年 顕彰対象区分(1)
 薬学専門学校に入学した17歳からソフトテニスを始め、現在に至るまで69年の長きにわたり、継続して競技に取り組んできた。卒業後、厚生省テニス部でソフトテニスを続け、全日本選手権をはじめ多くの大会で活躍した。
 シニアプレーヤーとなってからも向上心は衰えず、85歳で参加した全日本ベテランテニス選手権大会80歳以上女子ダブルスでは優勝を収め、平成29年4月現在、ベテランJOPランキング女子ダブルス85歳以上で1位を獲得している。
 また、テニス競技に必要な脚力を鍛えるために始めた陸上競技では、第35回千葉マスターズ陸上選手権大会85歳以上60m・100mにおいて、日本記録を樹立した。
 現在もテニスの実力を磨くため、プロコーチの指導を受けるなど、競技力の向上を目指し日々鍛錬を続ける姿は、他のプレーヤーの模範となっている。
3.櫻井 久一
(さくらい きゅういち)
(男) 91歳 石川県 陸上競技 68年 顕彰対象区分(1)
 25歳で陸上競技を始め、市民大会や県民大会など多くの大会に出場し活躍した。家業の民宿経営を継いだ後は、規則的に練習時間を作ることが難しい中、真夜中に練習するなど努力を続けた。
 60歳から十種競技に挑戦し、81歳の時に第17回全日本マスターズ混成競技選手権大会十種競技80歳以上の部において、6374点で日本記録およびアジア記録を樹立し、その後9年間保持した。また、83歳の時には、青森県で開催された全日本スポレク・マスターズ大会で80歳以上400m・800mの2種目で優勝するなど活躍した。
 十種競技は、1日目に100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、2日目にハードル、円盤投、棒高跳、やり投げ、1500mを実施する過酷な競技であるため、91歳となった現在も、日替わりでやり投げ、走幅跳、400m、円盤投、棒高跳、長距離等の練習に励む姿は称賛に値するものであり、生涯スポーツ実践者の模範的存在である。
4.武田 杉雄
(たけだ すぎお)
(男) 88歳 石川県 クレー射撃 60年 顕彰対象区分(1)
 29歳で石川県クレー射撃協会へ入会し、現在まで60年の長きにわたり競技に取り組んできた。
 石川県代表選手として第21回国民体育大会に出場したほか、石川公式大会トラップ種目を中心に国内大会に継続して出場している。
 88歳となった現在もクレー射撃競技に情熱を注ぎ、加賀散弾銃射撃場に週1回足を運び、積極的に練習を続けている。他の競技よりも比較的選手寿命が長いクレー射撃競技にあって、現役選手を60年以上にわたり継続している例は他に存在せず、競技に取り組む姿はクレー射撃競技が「生涯スポーツ」であることを立証するとともに、中高年齢層のクレー射撃選手や愛好者の模範となっている。
5.秋松 成喜
(あきまつ せいき)
(男) 81歳 愛知県 ソフトテニス 67年 顕彰対象区分(1)
 14歳でソフトテニスを始め、現在まで67年の長きにわたり競技に取り組んできた。
 東海シニア選手権大会では入賞を重ね、愛知県超壮年大会寿組(150歳以上)優勝、愛知県社会人選手権大会80歳の部準優勝、名古屋グランドシニア大会優勝など地元の大会で数多くの優秀な成績を収めたほか、第9回および第11回ねんりんピックに出場するなど精力的に活動している。
 また、西日本シニア選手権大会および全日本シニア選手権大会への出場など全国規模の大会で活躍し、81歳の現在も所属するクラブを拠点に週3回の練習に励み、意欲的にプレーを続けており、生涯にわたるスポーツライフを謳歌している。
6.藤原 堅三
(ふじわら けんぞう)
(男) 80歳 大阪府 テニス 64年 顕彰対象区分(1)
 15歳の時からテニスを始め、高校時代は大阪府高校大会ダブルス優勝、同シングルス3位、全日本高校ダブルス優勝などを果たし、大学時代は関西新人戦シングルス優勝、関西学生シングルス3位、同ダブルス準優勝するなど活躍した。
 45歳から現在に至るまでベテラン大会に出場し、全日本ベテランシングルス優勝6回、同ダブルス優勝1回、全日本ローンシングルス優勝4回、同ダブルス優勝1回をはじめ、数々の大会で輝かしい成績を収め、その優勝回数は国内1位の109回を数える。
 また、平成19年にニュージーランドで開催された世界ベテラン大会70歳以上の部に出場し銅メダルを獲得するなど、国内外の大会で活躍している。
 80歳になった現在も、120回の優勝を目標に日々コートへ足を運び鍛錬を重ねる姿は、多くのマスターズ選手の模範となっている。
7.吉池 宏
(よしいけ ひろし)
(男) 80歳 広島県 サッカー 65年 顕彰対象区分(1)
 15歳でサッカーを始めて以来、高校、大学、教員団、社会人倶楽部、シニア倶楽部等の各チームで活動し、競技歴は65年を超える。
 数々の全国大会に広島県代表選手として出場し、大学時代は西日本大学サッカー選手権大会3位、教員時代は教員団サッカーチームの一員として第19回国民体育大会3位入賞を果たした。
 また、60歳を過ぎてからは広島県代表選手として第11回・第12回ねんりんピック優勝、第13回ねんりんピック準優勝に貢献するとともに、ロイヤル(70歳以上)サッカー東西対抗戦にも出場した。
 80歳となった現在も日々自身のトレーニングに意欲的に取り組むとともに、生涯現役として元気に楽しくプレーを継続される姿は、他のプレーヤーの模範となっている。
8.岡 武男
(おか たけお)
(男) 88歳 愛媛県 陸上競技 69年 顕彰対象区分(1)
 19歳で陸上競技を始め、小学校教員時代は町内運動会や広見町体育大会、四国西南地域陸上競技会などに代表選手として出場し、短距離走で好成績を収めるなど、69年にわたり競技に取り組んできた。
 59歳の時に健康維持のため、初めてマスターズ陸上競技大会に参加し、以来、愛媛県、四国、全日本および国際大会のマスターズ陸上に精力的に出場して、数多くの入賞を果たしている。特に、2009国際ゴールドマスターズ京都大会および第30回記念国際・日本マスターズ陸上競技大会においては、80歳以上100m・200mの2種目で優勝するともに、大会記録・日本記録・アジア記録を樹立するなど輝かしい成績を残している。
 現在もなお記録更新に向け日々鍛錬を重ねており、多くのマスターズ選手の模範となっている。
年齢は表彰式(平成29年9月30日)時点 順不同・敬称略
※第11回表彰式の様子はコチラ
記者会見の様子はコチラ
2016年11月10日発行の本会情報誌「Sports Japan」にも特集記事を掲載しています。

※画像をクリックすると記事のPDFが表示されます
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●過去受賞者の功績
第1回受賞者PDF(7.2KB)
第2回受賞者PDF(9KB)
第3回受賞者PDF(25KB)
第4回受賞者PDF(17KB)
第5回受賞者PDF(149KB)
第6回受賞者PDF(148KB)
第7回受賞者PDF(144KB)
第8回受賞者PDF(161KB)
第9回受賞者PDF(155KB)
第10回受賞者PDF(179KB)
第11回受賞者PDF(170KB)

<顕彰対象>「日本スポーツグランプリ」顕彰規程より抜粋

長年にわたるスポーツ実践者で、現在も活動を継続し、当該スポーツにおいて、中高年齢層の顕著な記録や実績を挙げ、国内外において高い評価を得た下記に該当する個人又はグループ。
ただし、原則として、オリンピック競技大会、各競技別世界選手権大会等に出場経験のある者を除く。
(1) 当該スポーツを長年にわたり実践している個人又はグループ
(2) 当該年齢層において世界記録等を樹立した個人又はグループ
(3) 当該スポーツにおいて顕著な実績を挙げた個人又はグループ

※顕彰規程全文はPDFでご覧になれます
PDF(6KB)

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