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2009/10/20
メルマガ(第48号)連携ニュース 【1】特集<体協・スポ少から育った総合型クラブ>(5)少年団の横のつながりから縦のつながりへ
※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第48号」と連携した内容となっております。 メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::【1】特集<体協・スポ少から育った総合型クラブ> (5)少年団の横のつながりから縦のつながりへ ~ジュベニール白岡(埼玉県白岡町)●早くから、少年団の将来的な形として総合型を視野に 白岡町の教育委員会に勤務していた田口さんは、町のサッカー少年団の設立や指導に関わってきました。その過程で早くから、スポーツ少年団(以下、スポ少)が単位団ごとに独立して活動する形態に限界を感じ、「総合型」がよいのではと考えていたそうです。そうした中、平成7年に白岡東小学校が新設され、新しいサッカー少年団を創設する際、将来的な展開を見越してチームの名称から「サッカー」の文字をはずして、「ジュベニール白岡」(白岡の子どもたちという意味、以下、ジュベニール)としました。これが「総合型」としてのジュベニールの第一歩でした。●バスケとバドミントンはサッカーチームの活動から誕生 田口さんの構想通り、サッカーの単位団の活動を通して新しい形のスポーツ少年団のチームが生まれました。白岡町にはバスケットボールの少年団がなかったのですが、サッカーの母集団のメンバーが昔バスケットをしていたという話から、ジュベニールでバスケットの講習会を開催し、それが契機になってバスケットボールチームが誕生したのです。また、総合型クラブとしての活動の一環で、土曜日の夜に体育館で好きなスポーツをしていたところ、バドミントンに人気が集まったため、本気でやりたい人のために町のバドミントン連盟に声をかけ、バドミントンチームが作られました。こうした新しいチームを生み出せたのは、田口さんが常に「総合型」の形態を理想において活動していたこと、そしてサッカーの母集団のネットワークが基盤にあり、田口さんの考えを理解し協力してくれる人たちがいたからこそです。●既存の団体の活動を尊重し、一方で総合型ならではのメリットを生かすジュベニールの場合、既存のスポ少と連携してつくられたのではありません。しかし、基本的には歴史のある既存のスポ少を尊重し、無理に統合することはせず、練習場所の割り当ても話し合いで調整しています。そうした中から、既存のバレーボール少年団がジュベニールに加わりました。ジュベニールの人的ネットワークや行動力、子どもたちの交流といった点にメリットを見出したからです。こうした「総合型」ならではのメリットが明確であれば、子どもが減る、指導者がいなくなったなどの問題がでてきたとき、自然とジュベニールに関わってくれると考えています。●横のつながりから縦のつながりへ ジュベニールでは単位少年団を複合型にするという横のつながりだけでなく、縦のつながりも視野にいれています。サッカーでは既に、佐川急便埼玉の社会人チームが地域に密着して活動したいということでジュベニールに加入してくれたため、子どもの大会を主催してもらったり、指導をしてもらうことによって、つながりが生まれてきました。今後は、競技志向のチームとしてその社会人チーム(1種)を筆頭に小学生(4種)まで年代ごとにつながるチームをもつこと、その一方、楽しみ志向で子どもから大人まで入れるチームをつくることを構想しています。競技志向、楽しみ志向ともに、生涯にわたってジュベニールで活動できるようになる。それこそが本当の総合型の理想だと田口さんは考えています。 (東方美奈子 埼玉県クラブ育成アドバイザー)【ジュベニール白岡・プロフィール】1.設立 設立年:平成19年 母体:サッカーのスポーツ少年団(単位団) 経緯:新設小学校にサッカーの少年団を創設し、そこから新しい種目の チームが派生し、既存の団体も加わった2.地域 人口:5万人 地域特性:近年戸建ての新築により新住民が増加している3.クラブ 会員数:子ども約150人、大人約20人、スクール参加者60人 予算規模:300万円 特徴:サッカーのスポーツ少年団のネットワークを土台にして発展してきた 複数種目のスポーツ少年団に、社会人チームも加わり、横と縦の つながりがある4.連絡先 Email:taff@juvenileshiraoka.com URL:http://www.juvenileshiraoka.com/
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