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2009/09/24
メルマガ(第47号)連携ニュース 【1】特集<行政とのいい関係>(2)「じわじわ」作戦でいい関係に ~長与スポーツクラブ(長崎県西彼杵郡長与町)
※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第47号」と連携した内容となっております。 メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(2)「じわじわ」作戦でいい関係に ~長与スポーツクラブ(長崎県西彼杵郡長与町) ●「総論賛成、各論反対」で半年は苦労の連続 理事長の永友さんはラグビー、事務局長の金崎さんはサッカーをしており、グラウンドを芝生にすることで意気投合しクラブ化に向けて動きはじめていました。そんな頃、県から町に総合型クラブ育成・創設の話がありました。町にとって住民側からあがったクラブの話は「渡りに船」のはずですが、総論賛成で「協力する」と言いながらも、各論の実務レベルになると「厳しい」行政の姿があり、半年くらいは苦労しました。たとえば、クラブハウスの確保について、町とクラブの考えには大きな違いがありました。しかし、「協力しますと、議会で言ったじゃないか」という角が立つ言い方や、「あれもこれもしてくれ」と行政に言うのは逆効果です。●「役所に行ったら必ずお礼を言おう」を実行「私たちはパートナー」という気持ちで、「役所に行ったら必ずお礼を言おう」と考え実行しました。日頃から、週に2回くらい町役場の担当部署に足を運びました。クラブのイベント開催の時には必ず招待券を送り、町と「一心同体」であることを意識的に見せるようにしました。そのうち、小学校体育館の事務所(10坪)を借用できるようになったのですが、西日が当たって暑い部屋にエアコンをつけてほしいとお願いしたら、「小学校の施設ではできない」と町から言われてしまいました。しかし引き下がらず、「そこはお願いします」と言い続け、エアコン本体はクラブで用意し住民と一緒に使うという形で、今年の6月からつけることができました。●「GIVE&TAKE」でオープンなクラブであることエアコンは他の団体の着替え時や保護者の方に「どうぞ使ってください」と声をかえ、使ってもらっています。縄張り意識は逆効果で、こうしてオープンにしていることで、そのうち行政に理解してもらえるようになりました。行政を変化させるポイントは「GIVE&TAKE」。町体協で著名な講師を呼ぶのに予算が足りない時などは、クラブが負担することもありました。「総合型クラブ」だからと国の御旗をちらつかす態度では決してうまくいきません。クラブのイベントの時には「町の協力のおかげ」と言っています。今では、クラブの印刷物関係で、町から無償の協力を得ています。小中学校へは、町の教育委員会を通じてイベント要項のプリント配布、2万世帯へ配るクラブのチラシも町の広報紙と一緒に配ってくれます。●パートナーの姿勢を守り、「じわじわ」作戦が有効行政の立場から見れば、クラブはお金が動くので、町の予算に食い込まれるのではないかという心配が大きいのです。逆から見れば、予算がからまない部分は協力しやすいので、その部分からじわじわ行政にお願いするのがいいと思います。多少のお金が発生しても目をつぶるような関係ができるかもしれません。いちいち腹をたてていたら切りがありません。行政とは、「味方」「パートナー」という姿勢を守り抜くことで、じわじわと変化が起こってきます。 (協力:永友勝洋 長与スポーツクラブ理事長)【長与スポーツクラブ・プロフィール】1.設立 設立年:平成21年3月 母 体:なし 経 緯:スポーツの楽しさを感じられるクラブ、 適性に応じてスポーツが選択できるクラブを実現するために設立 2.地域 人 口:4万8千人 地域特性:長崎市のベッドタウン、核家族が多い3.クラブ 会員数:約50名 特 徴:多世代、多種目はもちろん、親子(大人と子ども)で 参加できる種目を有しています。 連絡先:〒851-2100 長崎県西彼杵郡長与町嬉里郷659-2 長与小学校体育館内 TEL・FAX:095-865-9511 Email:nsc@jewel.ocn.ne.jp URL:現在リニューアル中
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