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2009/08/20
メルマガ(第46号)連携ニュース 【1】特集 <会員継続の工夫>(1)当たり前のことを当たり前にやり続ける努力
※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第46号」と連携した内容となっております。 メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::●会員継続の工夫 ~当たり前のことを当たり前にやり続ける努力(NPO法人春日イーグルス) NPO法人春日イーグルスがある春日市は、人口約11万人(世帯数:約43,000戸)で、福岡市のベッドタウン的な地域です。1980年に市が開催した教室をきっかけに、20名程度の会員からスタートし、現在は1,000名を超えるクラブになっています。 種目はサッカーを中心に、バドミントン、健康体操(中高年向け)、走り方教室、アウトドア教室を行い、中心であるサッカーもジュニアから社会人、育成・強化から普及活動まで、多世代多志向で行われています。 以前、白水氏のお話を客観的に聞いたときは、「伝統的な先輩ユニフォームへのあこがれ」が会員継続のコツ、のような話を聞いた記憶がありましたが、今回、直接じっくりとお話を伺いながら気がついたのが「当たり前のことを当たり前にやり続ける努力」ということでした。 白水氏は「会員獲得や会員継続のコツは、結局は口コミしかない」と言います。 「子供を預けているのは親ですから、親同士で春日イーグルスの話題が出るのかどうか。また、小学校・中学校・高校・大学・社会人と学校や環境が変わっても、春日イーグルスの仲間として育っていく環境を地域の大人に理解してもらうこと。」これが基本だというのです。 ただ「ここまでくるには、だいぶ時間がかかりましたね」とも。 なぜ市が開催した短期教室の終了後も、親御さんたちは継続を希望したのでしょうか? これが春日イーグルスの理念の原点です。 夏休みのサッカー教室を通じて「たくましくなった子供たち」「仲間作りができた子供たち」を見て、「続けてやらせたい!」と親御さんたちは思ったのでした。 そんな指導が、このクラブなら任せられるという共感を呼んだのです。 しかし一度、会員が減少した時期があったようです。それは白水氏の仕事が多忙になり、事業をアルバイトに任せ、理念よりも「教室事業を消化することに追われていた時期だった」ということでした。 そこで、まず白水氏は教員を退職してクラブ運営に専念し、指導者もただ配置するのではなく、理念をきちんと共有すること、そして指導者を通じてクラブ会員にも伝えることを徹底しました。 それが地域や世代間の信頼へとつながり、指導者や先輩への尊敬やあこがれとなり、結果として指導者を含む人材育成となっている、ということでした。 理念とは、地域やクラブ会員との約束です。 春日イーグルスを取材して感じたのは、その原点を常に守り続けること、方法論よりもまず、当たり前のことを当たり前にやり続ける努力(地域との約束を守り続けること)が、地味で地道で時間がかかることではありますが、会員継続の最大のコツである、ということでしょう。 皆さんのクラブは、約束を守っていますか? (内田 満 福岡県クラブ育成アドバイザー) 【NPO法人春日イーグルス連絡先】 〒816-0813 福岡県春日市惣利3-46 シティベールイーグル1F TEL:092-595-5197 FAX:092-586-9066
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