本文へスキップします。
問合せ・FAQ
ENGLISH
2008/11/20
メルマガ(第38号)連携ニュース<特集> 活動現場のリスクマネジメント 【5.危機管理マニュアル】
※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第38号」と連携した内容となっております。 メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 【5.危機管理マニュアル】 実際に事故や怪我が起こってしまった場合、クラブは、適切に事故や怪我の対応をしなければなりません。指導者の中に救急処置のできる人はいるのか、救急箱等は常備されているのか、正しい処置の知識を指導者が持っているのか、などクラブとして考えなければなりません。 実際に、怪我をした後の処置・対応が悪く、悪化した怪我に対して責任を問われた事件もあります。 できればお医者さんや救急処置のできる人を常に準備させておくことが望まれますが、できない場合は、速やかに、また休日でも連絡の取れる病院を確保しておく必要があります。 そして現場での緊急体制も日頃から決めておくことが重要です。誰が救急処置をするのか、病院に連絡するのは誰か、他の参加者への対応はどうするかなど、事故や怪我が起こったときに現場で混乱が起きないように危機管理マニュアル作りをする必要もあります(参考資料、文末関連PDF参照)。 クラブとして保険に加入することも忘れてはいけません。スポーツ中の事故は、下手をすればかなり大きな事故となり、クラブ側に安全配慮義務が果たせていないと判断された場合、その責任を問われることになります。その補償のためにも保険の加入は必須なのです。 保険には様々な種類がありますが、スポーツ関係の保険は、傷害保険、賠償責任保険の2つが代表的です。保険内容を十分検討して、自分達の活動にあった保険に加入するようにしましょう。 また、必ずその保険内容を事前に参加者に分かるように説明することを忘れないでください。加入した保険が、起こった事故や怪我に適用されない、また補償額が足りない場合などは、トラブルの原因となります。保険加入はクラブを守ることと同時に被害者の救済にもなるのです。 (谷塚 哲 REGISTA有限責任事業組合 代表/行政書士)●(参考資料)高松スポーツクラブの事例(石川県) ~事故発生時の対処・連絡手順(下記関連PDF参照) 普段起きない事故が発生すると、動揺して適切な対応ができないことがあります。そのため、事故が発生したらどんな手順で対処するか、日頃から指導者やスタッフは頭に入れておくことが重要です。病院や関係者の連絡先は携帯電話からすぐ電話できるように用意しておきましょう。 高松スポーツクラブは、3人のお母さん方の集まりから始まり、設立されたクラブです。「子どもが楽しんでスポーツできる場や種目がない、どうにかしたい」という思いがありました。今では、小学生対象の「なんでもスポーツ!」がテーマの「スポーツランド」を中心に、バレエ、サッカー、ソフトテニス、バスケットボール、新体操、親子で参加できるドッジボール教室などのプログラムで活動を展開しています。
お知らせの一覧へ