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2007/12/20
メルマガ(第27号)連携ニュース今月のクラブサポーター~人が輝く、地域が変わる~
※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第27号」と連携した内容となっております。 メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 最近、大学が総合型地域スポーツクラブの育成支援や実際の運営に関わってきているところが増えてきました。このような大学での状況について、今回は、岩手大学学長の平山健一先生にお話を伺いながら大学における考え方やその取り組みについてご紹介していきたいと思います。 岩手大学では、地域連携推進センターを中心に地域の企業や行政などと連携して様々な事業を展開しています。特に、スポーツや健康に関わる部分に対してセンターの生涯学習・知的資産活用部門の中に「岩手大学スポーツユニオン」という組織を立ち上げ、共同研究やパートナーシップ事業など地域貢献事業を展開し、総合型地域スポーツクラブの育成支援が掲げられています。 また、岩手大学にはINS(Iwate Network System、http://www.ins.ccrd.iwate-u.ac.jp/ 関連リンク参照)という大学の先生方が中心となって様々な分野に関する研究会のネットワークを構築しており、その中の「地域とスポーツ」研究会が母体となって大学を拠点としたクラブづくりを行っています。しかし、このINSは任意団体であり、現在育成しているクラブをどのようなかたちで大学の中に位置づけていけるか検討中です。 このような背景の中で平山学長に以下の質問に答えていただきました。(1)協力する目的や趣旨 現在、大学では教育・研究に加え、地域貢献を積極的に展開しているところです。岩手大学でも地域連携推進センターを中心に産学官連携事業を積極的に進め、多くの成果を残してきました。しかし、どちらかというと理系部門が中心になっており、今後は理系部門を充実させながらも文系部門の地域貢献を展開していきたいと考えております。私自身、総合型地域スポーツクラブについてはそれほど理解しているわけではありませんが、大学を発信としたスポーツや健康に関するこのような取り組みが大学から発信されることに大いに期待しているところです。(2)具体的にどのような支援をされているか おもには、岩手大学スポーツユニオンの支援事業の一環として、大学の体育施設や会議室等の使用について便宜を図っています。また、本学の教員が地域社会において活動することを大学として奨励し支援しています。(3)大学としてどのようなメリットがあるか、何か変化はあるか 本学では、昨年からスポーツ系教員が中心となり「岩手大学スポーツユニオン」をスタートさせており、地域に対するスポーツや健康分野で多くの地域貢献事業を展開しています。現在、このスポーツユニオンと大学を拠点とした総合型地域スポーツクラブの位置づけについて検討を進めているところですが、確実に学生の教育・研究にとって大きな成果が期待できると考えています。最近では、グラウンドやテニスコートで小・中学生や高齢者がスポーツをしている姿が目に付くようになり、岩手大学が目指している地域に開かれた大学という雰囲気が醸し出されてきました。(4)総合型クラブへの期待 現在、大学が進めているスポーツや健康に関する地域貢献の方向と総合型地域スポーツクラブが目指しているところは、大変近いように感じております。今後、地域で活動されている総合型クラブが自立し発展するためには、大学としてどのような支援や連携体制が可能か、話し合いをすすめたいと考えています。(5)大学で、これから総合型クラブをつくろうとするところへのアドバイスなど 大学を拠点とされる場合、大学の組織と総合型地域スポーツクラブの組織との位置づけを明確にしておかなければならないと思います。大学の施設、学生や教員という人的資源、会費や事業で派生するお金など、どのように連携し取り扱っていくのか大変重要なことです。大学を拠点としたスポーツクラブの育成自体は大変魅力的でメリットもあると思いますが、同じ想いをもつ大学が連携して試行錯誤しながら進めていきたいと思います。 (浅沼道成 岩手大学准教授、NPO法人まつぞのスポーツクラブ理事長)
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