本文へスキップします。
問合せ・FAQ
ENGLISH
2006/10/20
メルマガ(第13号)「指定クラブ訪問記 ~あいだクラブ(鳥取県米子市)~」
※本ニュースは本日配信の「総合型地域スポーツクラブ公式メールマガジン第13号」と連携した内容となっております。 メールマガジン配信希望の方は、下記関連リンク「メルマガ登録ページ」より登録いただけます。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 指定クラブ訪問記 ~あいだクラブ(鳥取県米子市)~ 鳥取県米子市には2つの育成指定クラブを含む4つの総合型地域スポーツクラブが活動しています。その中の1つが「あいだクラブ」です。 人と人とのあいだ、地域のあいだ、家族のあいだ、世代のあいだ、いろいろな“あいだ”を取り持つクラブ。そして、クラブとは“愛だ!!”。そんな想いが込められたクラブです。 クラブを立ち上げるきっかけとなったのは、医療、福祉、子ども、高齢者、商店街の活性化など、米子市のまちづくりについての多様なテーマについて意見交換する「新しい協議会」での話し合いでした。一見、スポーツとの関連はなさそうに見える団体が“なぜ総合型地域スポーツクラブに?”と思えますが、スポーツは人と人とが出会い親しくなる有効な手段であり、それはきっとまちづくりにも繋がっていくはずだという考えから取り組みが始まりました。 現在の運営委員は「新しい協議会」の一部のメンバーと、新たにスポーツに関心のあるメンバーを加えて構成しています。 会長である山崎さんは、「特定のキーパーソンはいません。全員がキーパーソンであり、全員が対等な立場で参加している。誰かが発案し、良いものであればとりあえずやってみる。良し悪しを審議するのに時間を割くより、柔軟に考え、フットワークよく動くことに重点を置いています。失敗や苦しい思いをたくさんしていくことが一番大事。」と話しておられました。 会員に対しては、「クラブに参加するだけ」から「自分がクラブを支える側に」という意識を育んでいくことが重要であると考えておられます。「参加していただいた方々と気持ちよい挨拶を交わし、フレンドリーに会話を楽しむ。何気ない言葉遣いやハートが重要。」と、一緒にやってみたいと思える心境づくりを大切にされています。 クラブの抱える問題点として、指導者不足があります。「まちづくり」からスタートしたクラブには、スポーツの専門家が不足しています。人材の発掘を急ぐとともに、他団体との連携体制の整備もクラブの重要なポイントです。そのような考えから、現在、「米子スポーツネットワーク(仮称)」を準備中で、総合型地域スポーツクラブの理念に共感していただける団体をホームページに掲載するという形で、ネットワーク化を進めています。 クラブマネジャーの北川さんは、「まちづくりには様々な課題があり、1つの団体だけで全てを解決できるものではない。」と、スポーツ関係団体だけでなく、行政、学校、福祉関係、商店街などを含めた地域の様々な団体とのネットワーク化を目指しています。 あいだクラブの活動は、スポーツを通じたまちづくりへの取り組みです。時代背景の移り変わりとともに失われつつある、人と人とがふれあう“場”が地域には求められています。「育児は近所同士で助け合い、イジメがあれば近所の怖い親父が叱る。かつての自治会や家族間に当然のようにあった無償のサービスをクラブで代替していきたい。」と、北川さんは話しておられました。 「みんな含めて地域は一体なんだ。」山崎さんの一言が、クラブの目指すかたちを示しています。 終わりに、山崎さんに一冊の本を紹介していただきました。 「ハチドリのひとしずく~いま、私にできること~」(光文社)たった17行の絵本です。 “私たちにもできることがある”あいだクラブの原点は、地域に対する愛なのです。 (報告:中山 大輔 鳥取県クラブ育成アドバイザー) *「ハチドリのひとしずく~いま、私にできること~」アマゾンHPより紹介 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334974910/ref=sr_11_1/250-2676915-3987450?ie=UTF8 あいだクラブ 〒683-0816鳥取県米子市西倉吉町76 TEL/FAX (0859)32-5399 E-mail : nrcircle@yahoo.co.jp
お知らせの一覧へ