会長あいさつ

 
 この度、日本体育協会の第十六代会長に就任いたしました 伊藤雅俊でございます。

 私は、スポーツを愛する者の一人として、このような立場に選ばれたことを大変光栄なものと思っております。そして、今、三期六年にわたり  張富士夫前会長が情熱をもって築かれてきたスポーツ推進の諸事業への取り組みなど、その後任を引き継ぐ責任の重さを痛切に感じております。

 平成23年(2011)年、創立100周年を迎えた日本体育協会では、日本オリンピック委員会とともに、新たな100年に向けて、「スポーツ宣言日本-21世紀におけるスポーツの使命-」を公表しました。スポーツ界の総意のもと、21世紀におけるスポーツの3つ使命を示すとともに、私たちスポーツ界及びスポーツ人の具体的な使命として、「遍く(あまねく)人々がスポーツを享受し得るよう努めること、スポーツの力を主体的かつ健全に活用すること、スポーツの継承者であることを誇りとし、その誇りの下にスポーツの21世紀的価値の伝道者となること」を掲げています。

 さらに日本体育協会では、「21世紀の国民スポーツ推進方策(スポーツ推進2013)」を策定し、国民の一人ひとりがスポーツ文化を豊かに享受することを通して、スポーツが主体的に望ましい社会の実現に貢献していくという「スポーツ立国の実現」を目指しています。

 現在、日本体育協会では、加盟団体と連携し、国民体育大会や日本スポーツマスターズの開催、スポーツ指導者の育成、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブの育成に取り組んでおり、これらの事業について時代にふさわしい事業として充実・発展させるため、更なる改革・改善に取り組んでいるところです。

 また、スポーツ界の悲願である新会館の建設について、神宮外苑地区に移転し建設する計画を進めており、日本オリンピック委員会をはじめとする関係諸機関など、スポーツ界全体で十分に協力・連携して、平成31年4月の竣工を目指しています。

 一方、国においては、一昨年のスポーツ庁の設置後、本年3月には第2期スポーツ基本計画が公表され、国、地方公共団体及びスポーツ団体等が一体となってスポーツ立国を目指す新たな指針が示されるなど、スポーツを巡る動きは早く、今後、さらに大きく変化していくものと思います。

 現在わが国では、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催を3年後に控え、スポーツへの熱が大きく高まっており、わが国スポーツ界として、2020年大会のレガシーの実現に向け、スポーツの価値の具現化と発信について、さらに取り組む重要な時期にあります。


 私は、このような時期の中にいるからこそ、日本体育協会は、国をはじめ、これらのスポーツ団体との協力・連携をさらに密にして、「スポーツ宣言日本」が示す社会(公正と福祉、環境と共生、平和と友好)の実現を目指し、役職員と力を合せて各種事業を推進してまいりたいと考えております。
 
 皆様におかれましては、今後とも一層のご支援・ご協力をお願いいたします。
 


平成29年6月23日    

公益財団法人日本体育協会
会長 伊藤雅俊

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