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スポーツ・ハラスメント (暴力、暴言、ハラスメントなど)に、 みんなが 『NO!』と言う社会を目指して
「スポハラ(スポーツ・ハラスメント)」とは、スポーツの現場において、「暴力」、「暴言」、 「ハラスメント」、「差別」など”安全・安心にスポーツを楽しむことを害する行為”のことです。 指導者と指導を受ける者との関係のみならず、スポーツの現場における関係者の誰によっても、 また誰に対してであっても、スポハラは起こりえます。
2023/9/7 NEW!
「NO!スポハラ」活動に関連する各団体の取組みを更新しました!
▶日本バスケットボール協会(JBA)の取組み
2023/8/3
【法律編 スポハラの定義と現状】
動画を公開!詳しくはこちら!
2023/8/4
保護者向けオンラインセミナーを実施
オンデマンド配信スタート
2023/8/30 NEW!
柔道金メダリスト谷本歩美さん、
バレーボールアメリカ元代表の
ヨーコ ゼッターランドさんも活動に賛同!
2023/8/1
保護者向けセミナー開催
2023/7/30
2023/6/9
NHKで「NO!スポハラ」活動が取り上げられました。
「スポハラ」が起きないことを目指すだけでなく、「誰もが安全・安心にスポーツを楽しめる社会を作る」ための活動です。 そのために、スポーツに関わるみんなが、「スポハラ」はあってはならないもの、ダメなもの「NO!スポハラ」という価値観をもてるようになることを目指します。 根絶宣言から10年が経過した2023年度を「NO!スポハラ」活動を開始する年と位置付け、「スポハラ」について関心をもってもらう、知ってもらう、学んでもらう、そして、防止に向けた行動ができるようになってもらうために必要な情報発信やイベントを行います。
スポーツ界ではこれまで主に、指導者側にアプローチを行い、“スポーツに暴力、暴言、ハラスメントなどはあってはならないもの”という考え方を浸透させてきました。多くの指導者はこの考えを理解し、「だれもが、安全・安心にスポーツを楽しめる環境」づくりに取り組んでいます。
しかしながら、まだスポーツ界からは暴力、暴言、ハラスメントなどの不適切行為(スポハラ)がなくなるまでには至っていません。
では、このような「スポハラ」を無くすことに取り組むのは指導者だけでしょうか? この問題に対し、スポーツに関わる全員が向き合い、考える必要があるのではないでしょうか?
スポーツ界から暴力、暴言、ハラスメントなどの不適切行為(スポハラ)を排除し、だれもが安全・安心にスポーツを楽しめる社会の実現にみんなで取り組みませんか。
スポーツにおける暴力、暴言、ハラスメントなどの不適切行為を総称し「スポハラ」と呼び、“スポーツ界に「スポハラ」なんていらない!”、“まだスポハラなんてやっているの?”という価値観を広げ、スポーツ界から「スポハラ」を追い出しましょう。
その合言葉は、『NO!スポハラ』です。
「NO!スポハラ」活動では、 スポハラが起こった際の対応『不適切行為への対応(相談・処分)』と スポハラを未然に防ぐ『予防・啓発(イベント情報)』の2つの取り組みを行っています。
2013(平成25)年、スポーツ界ではスポーツ現場から暴力、暴言、ハラスメントなどの不適切行為を根絶するため、「スポーツ界における暴力行為根絶宣言」(根絶宣言)を出しました。 根絶宣言から10年を機に「スポハラ」のない社会を目指し、根絶宣言を採択した団体等が決意を新たに「NO!スポハラ」活動に取り組みます。※役職・氏名については、本活動開始当時(2023年4月25日)
日本スポーツ協会 会長 伊藤 雅俊
プレーヤーズセンタードの考え方のもと、「スポハラ」のないスポーツ界を実現します。
日本スポーツ協会(JSPO)は、選手や保護者など誰もが利用できる相談窓口を設置しています。 また、公認スポーツ指導者やスポーツ少年団登録者による「スポハラ」の根絶を行うとともに、再教育プログラムによる再発防止に努めています。 JSPOは、指導者や保護者などの関係者が、選手を支え、ともに成長するプレーヤーズセンタードの考えを大切にしながら、「スポハラ」のないスポーツ界を実現します。
日本オリンピック委員会 会長 山下 泰裕
スポーツの価値を守るためにも「スポハラ」のないスポーツ界を目指します。
日本オリンピック委員会(JOC) は、オリンピック強化指定選手、強化スタッフ及び各競技団体に、インテグリティ教育やガバナンス研修により、スポーツ界における暴力・ハラスメント行為等の根絶に向けたプログラムを展開しています。また、通報相談窓口も設置し、それらの不当な行為等の早期発見と是正、再発防止にも努めています。JOC はスポーツの価値を守るためにも「スポハラ」のない「アスリートファースト」のスポーツ界を目指し、更に前に進んでいきます。
日本パラスポーツ協会 会長 森 和之
「スポハラ」や差別・偏見のない、誰もがスポーツを楽しめる活力ある共生社会を実現します。
日本パラスポーツ協会(JPSA)は、パラスポーツの競技団体、都道府県等のパラスポーツ(障がい者スポーツ)協会やパラスポーツ指導者、障がい者スポーツセンター等と連携し、スポーツ界から暴力、暴言等を含むスポーツハラスメントを根絶すべくアスリート、指導者等への教育、普及、啓発に取り組んでいます。そして、スポーツ界に潜む差別や偏見を解消し、いつでも、どこでも、誰もがスポーツを楽しめる活力ある共生社会を実現していきます。
日本中学校体育連盟 会長 平井 邦明
「NO!スポハラ」の体育・スポーツ活動を通して、笑顔溢れる安全・安心を築きます。
日本中学校体育連盟は、これまでにも「体罰根絶宣言」「スポーツ界における暴力行為根絶宣言」「暴力・体罰・セクハラ等に対する対応」「学校体育大会及び日々の運動部活動の練習における指導者の暴力行為の根絶に向けて」の文書を発信し、各中学校の運動部活動における適切な指導となるよう努めています。「スポーツ・ハラスメント」のない、指導者と生徒が相互に、笑顔溢れる安全・安心な活動を目指し取り組んでいます。
全国高等学校体育連盟 会長 岡田 正治
学校教育の一環として行われる運動部活動から「スポハラ」の根絶を目指します。
全国高等学校体育連盟は、平成26年に「体罰根絶全国共通ルール」を制定し、体罰発生の未然防止に努めています。日々の運動部活動を通じて高校生に喜びや楽しさを味わわせるべき指導者にとって、体罰等の不適切な指導は決して許されない行為です。 全国高等学校体育連盟は、高校生の健全育成を目的として、学校教育の一環として行われる運動部活動から、体罰を含めた「スポハラ」の根絶を目指します。
大学スポーツ協会 会長 福原 紀彦
学生アスリートが生き生きとして、スポーツに取り組める環境の実現を目指します。
大学スポーツ協会(UNIVAS)は、学生アスリートが生き生きとして、スポーツに取り組める環境の実現を目指しています。その実現に向けて、大学の管理者や運動部の指導者を対象とした全国研修会の開催、コンプライアンスに関するオンラインセミナーの開催、大学や競技団体の活動における不祥事や処分の実態調査と結果発表、ハラスメントに関する相談窓口の開設等を行い、会員大学・競技団体と一体となって安全で安心なスポーツ環境の確立を進めています。
スポーツ庁 長官 室伏 広治
あらゆる暴力・不適切指導等の根絶に向けてスポーツ界の取組を支援していきます。
暴力やハラスメント等の行為は断じて許されるものではありません。スポーツ庁では主要スポーツ団体に働きかけ、各団体の「暴力・ハラスメント等相談窓口」を一覧化してホームページに掲載しています。併せて「連絡会議」を開催し、相談窓口の運用状況や課題等について定期的に主要団体と意見交換を行っています。今後もスポーツ分野におけるあらゆる暴力・不適切指導等の根絶に向けてスポーツ界の取組を支援していきます。
日本スポーツ振興センター 理事長 芦立 訓
インテグリティを確保し、安心・安全にスポーツを楽しめる社会の実現を支援します。
誰もが安心・安全にスポーツを楽しむため、「NO!スポハラ」活動は極めて大事な取組と考えます。しかしながら、それを掲げるだけでは「スポハラ」をはじめとするスポーツ界の課題の解決には至りません。今、スポーツに関わるすべての方々が、どのように行動変容するのかが問われているのではないでしょうか。JSCは、スポーツ・インテグリティを確保し、スポーツを楽しめる社会が実現されるよう関係団体と連携してまいります。