このたび、公益財団法人日本体育協会(以下「本会」と言います)は、社会におけるスポーツの価値をもっと高めていくこと、スポーツの力で日本を元気にすることを目的に「フェアプレイで日本を元気にキャンペーン」を開始しました。
スポーツには様々な力がありますが、その中心にあるのがフェアプレイです。スポーツを通じて育まれるフェアプレイは、社会を元気にする人づくり、地域づくり、国づくりに貢献できるはずです。このキャンペーンは、「フェアプレイで日本を元気に」を合言葉に「あくしゅ、あいさつ、ありがとう」という具体的な行動を通じて、日本社会を元気にしていく取り組みです。
本会は、キャンペーンに賛同していただける、「フェアプレイ宣言者」を5年間で100万人にしようという目標を掲げております。まずは、日ごろスポーツ振興にご尽力されている全国のスポーツ関係者からこの機運を盛り上げ、広く多くの方にも浸透させたいと考えておりますので、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
※キャンペーンの意図等詳細は趣意書(PDF)でご覧いただけます。
本会は、1911年の創立以来、100年にわたり日本スポーツ界の統一組織としてスポーツを振興し、国民体力の向上を図り、スポーツ精神を養うことを目的としてまいりました。
そして、本会の使命と役割やスポーツに関する基本的な考え方を「日本体育協会スポーツ憲章」として提唱し、加盟団体等の皆様とも共通理解を得てまいりました。このキャンペーンの背景もスポーツ憲章の延長線上にあるものです。
つきましては、全国のスポーツ関係者の皆様には主に下記の3つについてご協力をお願いできれば幸いです。
キャンペーンに賛同していただいたトップアスリート・元トップアスリートを、特別講師として全国の小・中学校へ派遣します。
スポーツを通じて体験した“フェアプレイの大切さ”をテーマにした講義やスポーツ体験授業を行います。
以下の要領をご覧いただき、ご応募ください。
【募集要領】
■対象
全国の小中学校
※小中学校以外の申し込みがあった場合選考対象外となります。
対象外の応募には個別の返信および採否のご連絡は
いたしませんので、予めご了承ください。
■開催時期
2017年6月〜2017年12月(予定)
■開催規模
15校程度(予定)
■内容
・代表児童・生徒によるフェアプレイエピソード作文の発表、講評
・フェアプレイ講義
・スポーツ体験授業
※所要時間約90分
■派遣講師
日程等が決定した後、ご連絡いたします。
平成28年度実績:
有森裕子氏(マラソン)、山本隆弘氏(バレーボール)、
大山加奈氏(バレーボール)、福田正博氏(サッカー)、
宮本ともみ氏(サッカー)、北嶋秀朗氏(サッカー)、
中村真衣氏(水泳)
■応募条件
・フェアプレイスクールに参加するみなさんにフェアプレイ
エピソード作文を事前作成して頂きます。
※フェアプレイエピソード作文は日本フェアプレイ大賞2018
応募対象作品となります。
「日本フェアプレイ大賞2018エピソード募集」についてはこちら
・講義で作文を発表する作文を3〜5名程度事前に選定して
ください。
・体験授業を行う際、受講者数に応じた会場(体育館等)が必要と
なります。
・人数調整を行って頂く場合があります。
・フェアプレイ宣言の趣旨に賛同いただいたみなさんに、
フェアプレイ宣言をお願いしています。ぜひご協力ください。
フェアプレイ宣言についてはこちら
■応募締切
平成29年6月2日(金)
■実施校選定
対象の学校については、採択・不採択に関わらず事務局より
ご連絡いたします。
■応募先
公益財団法人 日本体育協会 総務部 広報・キャンペーン課
※PDFでもご覧いただけます。
各種イベントにおける主催者挨拶文や選手宣誓内容のガイドライン
本会では、各種スポーツ振興事業における役員の挨拶文や、開会式での選手宣誓において、下記のようなワードを使用することを推奨します。
※推奨するワードを全て使用いただく必要はありません
推奨するワード
- フェアプレイで日本を元気に
※「日本」は、開催地名等に置き換えていただいても結構です - フェアプレイ、フェアプレイ精神、フェアな精神(心構え)
- あくしゅ、あいさつ、ありがとう
- 上記のほか、日本体育協会スポーツ憲章の内容を踏まえた文言
日本体育協会スポーツ憲章で規定された内容(抜粋)
スポーツ精神の解説
「スポーツ精神」とは、自らスポーツを行うことに意義と価値をもち、スポーツの競技規則、スポーツマンシップやフェアプレーに代表されるマナー、エチケットなどのスポーツ規範に基づき、生涯を通じて自己の能力・適性等に応じて、主体的・継続的にスポーツの楽しさや喜びを味わうことを意味するものとする。
スポーツを行う者の心得(第2条)
・スポーツを愛し、楽しむために、自発的に行う。
・競技規則はもとより、自らの属する団体の規則を
遵守し、フェアプレーの精神を尊重する。
・常に相手を尊重しつつ、自己の最善を尽くす。
・アンチ・ドーピングに関する規程を遵守する。
役員挨拶文(例)
日本体育協会では、「フェアプレイで日本を元気に」を合言葉に「あくしゅ、あいさつ、ありがとう」という具体的な行動を通じて、日本社会を元気にしていこうというキャンペーンを展開しています。
まずは、スポーツ界に携わる私たちが率先して、スポーツ活動中だけでなく日常生活においても相手の尊重やフェアな振る舞いなど、清々しく気持のよいフェアプレイを実践し、日本を元気にしていきましょう。
※PDFでもご覧いただけます。
この憲章は、公益財団法人日本体育協会(以下「本会」という。)の目的とする国民スポーツの振興を図るため、スポーツ精神を育むとともに、本会加盟団体の使命・役割及び本会の加盟競技団体における競技者規程等を定めるための基準を示したものである。
「スポーツ精神」とは、自らスポーツを行うことに意義と価値をもち、スポーツの競技規則、スポーツマンシップやフェアプレーに代表されるマナー、エチケットなどのスポーツ規範に基づき、生涯を通じて自己の能力・適性等に応じて、主体的・継続的にスポーツの楽しさや喜びを味わうことを意味するものとする。
第1条 スポーツの意義
スポーツは、人々が楽しみ、より充実して生きるために、自発的に行う身体活動である。生涯を通じて行われるスポーツは、豊かな生活と文化の向上に役立つものとなる。
第2条 スポーツを行う者の心得
・スポーツを愛し、楽しむために、自発的に行う。
・競技規則はもとより、自らの属する団体の規則を遵守し、
フェアプレーの精神を尊重する。
・常に相手を尊重しつつ、自己の最善を尽くす。
・アンチ・ドーピングに関する規程を遵守する。
第3条 加盟団体の使命・役割
本会加盟団体は、この憲章の趣旨に沿って、スポーツの健全な普及・発展をはからなければならない。
第4条 憲章の適用
この憲章は、本会加盟団体に対して適用されるものである。なお、本会の加盟競技団体の登録競技者に対する規程は、当該団体がその責任において設けるものとする。
第5条 競技者規程の制定
本会の加盟競技団体は、この憲章に基づき独自の競技者規程を制定するとともに、その規程を本会に届け出なければならない。
第6条 加盟団体の役員
本会加盟団体の役員は、常に品位と名誉を重んじ、競技者の模範となるよう行動しなければならない。
附則1
この憲章は、「アマチュア・スポーツのあり方」及び「日本体育協会アマチュア規定(昭和22年4月2日施行、昭和32年12月4日第1次改正、昭和46年1月1日第2次改正)をもとに改正し、昭和61年5月7日から施行する。
附則2
1.この憲章は、平成20年9月10日から施行する。
2.但し、平成20年9月10日施行以前の「日本体育協会スポーツ憲章」の内容を特に必要とする団体については、第2条に次の事項を含めることができるものとする。
・スポーツを行うことによって、自ら物質的利益を求めない。
・スポーツによって得た名声を、自ら利用しない。
附則3
1.この憲章は、公益財団法人日本体育協会の設立の登記の日(平成23年4月1日)から施行する。
このキャンペーンは、その趣旨にご賛同いただいた民間企業等(オフィシャルパートナー)の協賛により実施するものです。