JSPO-ACPを活用した高校生の学び

　大阪教育大学附属高等学校平野校舎では、充実したスポーツ環境の整備を目指し、部活動改革を進めています。その一環として、学校からの呼びかけに応えて集まった有志の生徒が、附属小学校の児童に運動遊びを教えて一緒に楽しむイベントを手がけることになりました。
　運動遊びを教える立場になり、生徒は、ACP普及啓発プロジェクト班員の佐藤善人先生による研修を受けました。その後も、お昼休みや放課後などに話し合いや準備を重ねました。
　ところが、コロナ禍のため緊急事態宣言が発令され、イベントは中止となってしまいました。そこで生徒は、グループに分かれて運動遊びを実演し、その模様を動画にまとめ、小学生に見てもらうことにしました。
　緊急事態宣言が解除され、イベントが開催できることになり、会場準備やアイスブレイク、運動遊びの紹介など、すべて生徒が分担して運営しました。集まった小学生はとても楽しそうにからだを動かして遊び、生徒も児童への接し方のコツをつかむなど、実り多いイベントになりました。

（2021年収録）