元気な子どもを育む実践事例中学校

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中学校の保健体育の準備運動にACP

岐阜県では、子どもの体力向上のための一つの柱として、3つの小学校と2つの中学校をモデル校に指定し、ACPを活用した体育・保健体育の授業を展開しています。現在の小・中学校の実状では、体育の行事や活動を増やすことは難しいため、体育・保健体育の授業時間を工夫して効果的に活用する試みです。

モデル校である長森中学校と三輪中学校では、保健体育の準備運動にACPを取り入れています。ACPで活発にからだを動かした生徒は、今までの準備運動は個々人で行うだけで、からだ全体までは温まらなかったと言います。ACPを楽しむことで、頭を使い、仲間とのコミュニケーションも活発になると喜んでいました。からだだけでなくこころも温まった生徒たちは、声をかけ合いながら、この日の主運動であるバスケットボールを協力してプレイしていました。

教える側の教師も、心身ともによい状態で保健体育の授業に臨み、積極性を発揮して自ら楽しもうとする生徒の姿を目にし、大きな手応えを感じています。

このように、保健体育の準備運動にACPを活用して、からだを動かすことの楽しさを教えながら、生徒の身体活動量を増やし、積極性を引き出す取り組みが進んでいます。

(2023年収録)

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