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走動作(50m走)の観察評価

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走動作(50m走)の観察評価
50m走では、中間地点(20 ~ 30m)付近の動作を中心に観察します。
全体印象として「力強く地面をキックし、前方にスムーズにすすんでいる」かを判断します。進行方向にぐんぐんすすんでいく様子が観察されればよい走りだといえます。全体印象は、「A:よい」「B:まあよい」「C:よくない」の3段階で評価をします。
からだの部分の動きや様子については、脚の動きに着目して、「腿がよく上がっている」「歩幅が大きい」という2つのポイントを観察します。腿がよく上がっていて、大きくテンポよく前方に脚が運び出されているのがよい動きだといえます。幼児期の子どもや、動きの未熟な子どもには、ちょこちょこと細かく脚を運ぶような走り方が見られます。もう一つのポイントは腕振りです。「腕(肘)は適度に曲がり、前後に大きく振られている」かどうかに着目します。腕が大きくしっかり振られていることは、歩幅の大きさにも関係するとともに、全身(上肢と下肢)のバランスのよい大きな走りの印象を受けます。これら部分の観点については、それぞれ「○」「×」で評価をします。全体印象による評価では、4年生で約85%が「まあよい(B評価)」以上と評価されます。ただし、A評価は40 ~50%程度となります。各ポイント(観点)の動きでは、2、3年生に向かって腿が上がるようになり、歩幅も広がり、約70%がよい動きを獲得できています。それに比べて腕の振り方は、年齢を問わず50 ~ 60%で推移し、変化があまり見られません。脚の運びは年齢とともに改善していく傾向にあるのに対し、腕振りに関しては改善の余地を残したままである場合が多いようです。
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