スポーツリスクマネジメントの実践 ― スポーツ事故の防止と法的責任 ―
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83 1.活動前のチェックポイント (1)施設用具の管理 ①施設、用具の整備 ・破損、危険な突起物の有無の確認 ・倒れる危険性のあるものの固定 ・緩み、腐食、水濡れの確認 ②施設、用具の安全な準備、配置 ・活動人数の考慮 ・施設、用具の安全な準備、配置 (安全を確保した用具の準備、安全な導線の確保) ・良好な環境の確保(照明、換気など) (2)健康管理・身体能力 ①無理をさせない(健康管理に万全を期す) ・睡眠不足や疲れが残っている状態 ・不安定な心理状態 ・心疾患の有無 ②軽微な事故でも、家族・保護者に必ず連絡する (特に頭のケガに注意。影響が後で出る可能性) ③試合、競技を安全に行うためのスキルは十分か ④高度なテクニックを要する種目の活動中は特に注意 (目を離さない) (3)自然条件 ①雷の音が聞こえたら、すぐに活動中止 (雷の音が止んでも20分は退避) ②熱中症への適切な措置(夏場以外でも可能性あり) ③冬季活動時の十分な準備運動(筋肉、心肺に負担をかけない)

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