スポーツリスクマネジメントの実践 ― スポーツ事故の防止と法的責任 ―
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74 (8)柔道 柔道は、習熟度、性別、体格で配慮が必要なスポーツです。能力差、体力差が表れやすいので、ケガには注意しなければなりません。また活動人数が多いと、接触事故なども発生します。 【事例】 乱捕り中に頭を揺さぶられ、急性硬膜下出血となる(平成22年度) 乱捕り中、技を返され後頭部を打つ。四肢麻痺(平成21年度) 指導中に子どもの大外刈を受けていたところ、頭部を撃つ。四肢麻痺(平成21年度) 試合中、相手から投げを受けた際、頭から落下。頚椎損傷。下半身不随(平成21年度) 練習中、投げられて頭から落ちる。頚椎損傷(平成21年度) 試合中、頭から畳に落ちる。第4頸椎脱臼骨折による頚椎損傷、四肢麻痺(平成21年度) 練習中、相手に大外刈りをかけられ頭部を打撲(平成19年度) プレーによるケガ ・ 耳の衝突・摩擦 ・ 投げられる:打撲、脱臼、骨折、頭を打つ、頚椎損傷

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