指導者の方へ
▶シグナルの場所を変えたり、シグナルの内容を変えて判断能力を高めましょう。
▶低学年生はやさしい動きに変えて行いましょう。
▶その回ごとの優勝者はスーパーラインからスタートするようにしてもよいでしょう。
▶敏捷性の向上
▶巧緻性の向上
▶判断力の向上
分析
このプログラムは、あらかじめ置くもの(ボールやかさなど)によって動き方を決めておき、そのシグナルに合った動きをしながら、正確性とスピードを競うものです。シグナルの意味する動きを記憶し、多様な動きを楽しみながら動きの正確性とスピードを楽しむという、記憶と動きのマッチングの難しさが面白さとなっています。
体力要素から見た特徴
走能力、跳躍力や敏捷性、すばやい見極め、判断力などの体力要素の向上が期待される運動です。運動特性との関係で見ると、瞬時にシグナルを見極め、シグナルに応じた動きを行いながら次のシグナルを見極め、次の動きに備えるという記憶、判断と動きの連続の中で、いつの間にか走能力、跳躍力や敏捷性が高まる遊びの構造になっている点が特徴です。
1回に要する運動時間は短いのですが、運動強度は中程度に位置づけられます。幼児から高学年まで楽しめるゲームで、日常的な活動に活用できます。また、シグナルと運動内容、その量など、多様な形態が考えられるので、難易度を変更することが容易で、幼児から高学年まで、発育発達段階や体力レベルに応じた楽しみ方ができるプログラムです。