元気な子どもを育む実践事例中央競技団体

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全柔連×ACP

全日本柔道連盟では、柔道の稽古にACPを導入する取り組みを進めています。多くの子どもたちに柔道を長く続けてもらうため、稚内南部柔道スポーツ少年団による実践を参考にしてスタートしました。

月に1回、全国の道場と講道館をオンラインでつなぎ、オンライン柔道教室の配信を始めました。毎回、柔道の教育的価値を伝承する講話の後は、トップアスリートが講師を務めて実技指導をします。続いて、日本スポーツ協会から講師を招き、講師と受講者が一緒にACPを楽しみます。

小学生がACPを体験するイベントや、指導者向けの研修会も開催しています。研修会では、ACPの理念とノウハウを学んだ後に、さまざまな運動遊びを参加者自身が体験し、その意義を実感します。その後、参加者同士で話し合い、柔道につながる遊びのアレンジを考え、共有します。

運動遊びを通じて、多様な動きを身につけて、基礎体力を養うことは、ケガの予防や競技力の向上にもつながります。ACPを導入することで稽古がさらに楽しくなれば、より多くの子どもが柔道に親しみ、長く続けてくれるはずです。ACPの実践を通して、からだを動かすことが楽しいことを知り、「もっとやりたい」と子どもたちが興味をもった先に、柔道などのスポーツがあるのが理想的です。

(2023年収録)

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