ニュース2011/02/28

創立100周年記念シンポジウム広島会場が開催されました!!

  2月26日(土)、広島国際会議場「フェニックスホール」(広島県広島市)を会場に、日本体育協会・日本オリンピック委員会創立100周年記念シンポジウムが開催され、地元広島県をはじめ、中国・四国・九州地区等から962名の参加を得て、盛会裡に終了しました。

  オープニングでは、福島・京都会場に続き、日本のスポーツ100年を振り返る映像が上映され、昔のスポーツ名シーンを懐かしみながら改めて100年の歴史の流れを垣間見ることで、過去を振り返りながら、次にどう繋げるか、「これから」のスポーツ振興について考えさせられる映像となりました。

  開会式の後、トータルコーディネーターの佐伯年詩雄さん(筑波大学名誉教授)から本シンポジウムの趣旨説明及び基調講演者が紹介され、続いて「スポーツと平和」の演題で、明石 康さん(日本紛争予防センター会長・元国連事務次長)を講演者として基調講演を行っていただきました。
  明石さんは、貧富の格差、民族的宗教的対立、紛争、テロ、大量破壊兵器、環境汚染など国際社会の現状を紹介されながら、スポーツは、共通のルールの下に人間の能力の限界を試すフェアプレーの精神による競争であることを主張され、地球規模の問題に対し真の平和と発展のために、スポーツは重要な役割を果たしていると話されました。
  また、真の平和とは、人々や国々の間の自由な交換、交流、友好に基づく相互理解と信頼に支えられたものであり、平和を築くためには、お互いの文化や慣習や思想の違いを知り、他者への寛容を育てること、同時に人類共通の脅威に国境を超えて協力して対処し、共生の喜びを認識できる心を育てることが大事になるという話で締めくくられ、会場からは大きな拍手が沸き上がりました。

  基調講演に続いて、『スポーツが築く「平和と友好」に満ちた世界』というテーマでパネルディスカッションを実施しました。
  コーディネーターとして清水 諭さん(筑波大学教授)に進行していただき、パネリストの真田 久さん(筑波大学教授)には、「嘉納治五郎先生が果たした国際貢献」について、野上 義二さん(元駐英大使・日本オリンピック委員会理事)には、「国際関係におけるスポーツの果たす役割」についてお話いただきました。また、アスリートの立場から、山下 泰裕さん(東海大学体育学部長・神奈川県体育協会会長)には、自身の体験談を交えた「世界を結ぶ武道の文化」、衣笠 祥雄さん(プロ野球解説者・元プロ野球選手)には、戦後から復興までの広島カープを支えた地域住民から学ばれた「スポーツと平和の意味」、そして、曾根 幹子さん(広島市立大学准教授・モントリオールオリンピック陸上競技日本代表)には、「広島における平和運動と草の根の交流」について、それぞれスポーツの体験を踏まえた意見が述べられ、活発な議論が行なわれるとともに、参加者との質疑応答を交え会場は大いに盛り上がりました。


本シンポジウムは、「スポーツ振興くじ(toto)」の助成を受けて実施しています。toto

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