北海道から沖縄県まで、44都道府県のプラカードがずらりと並んだ開会式。第48回全国スポーツ少年大会は、島根県スポーツ少年団織奥信男本部長の開会宣言で幕を開けました。島根県スポーツ少年団リーダー会代表岩佐朱夏さんが団員綱領を朗読。続いて、島根県スポーツ少年団の畑和輝くんと畑友恵さんが参加団員を代表して誓いのことばを述べました。開会式後の歓迎セレモニーでは、安来節保存会に所属する若者で結成された「SOW〜想創(ソウ)」による安来節が披露され、参加者たちもどじょうすくい踊りに参加し、楽しいひとときを過ごしました。その後の班交流活動では、20の班に分かれてお互いに自己紹介を行い、翌日のSHIPS活動の準備などを行いました。
国立三瓶青少年交流の家は、大山隠岐国立公園内にある三瓶山の麓、標高600mの自然の中にあります。2日目の「SHIPS活動」は、ここで実施。班対抗で、大縄跳び・ドッジビー・四方綱引き・リレー・むかでリレーの5種目を競いました。四方綱引きは、島根県斐川町で誕生したニュースポーツ。十字に固定された綱を4つのチームが四方から引き合います。コートは大小の同心円が90度ずつ4つに区分され、綱につけられたホワイトマークを大円の外に引き出したチームの勝ちとなります。頭脳を使ったかけひきも必要となり、単に力だけでは勝てない奥深さがあります。ゲーム開始のホイッスルの直後に一瞬で勝負がついてしまう組もあれば、各チームの力が拮抗し、かけひきによる勝負が繰り広げられる組もあり、団員たちは楽しみながらも真剣に取り組んでいました。また、第37回日独スポーツ少年団同時交流事業のドイツ団10名が国立三瓶青少年交流の家を訪問。活動班に1人ずつ加入してSHIPS活動に参加し、一緒に汗を流しました。
3日目は、野外活動「石見銀山探訪」です。この日の石見銀山探訪では、学年別の班を編成。石見銀山ガイドの会の方たちの案内でそれぞれコースを巡りました。小学生と中学生の班は、龍源寺間歩を訪問。「間歩」とは、銀を採掘するための坑道のことで、内部の壁面には当時のノミの跡がそのまま残されており、採掘の様子が伝わってきます。中学生の班は、標高414mの要害山山頂にある山吹城跡を経由。山頂からは石見銀山の本体である仙ノ山や、三瓶山、日本海を望む絶景を堪能しました。高校生は、石見銀山の歴史や技術を紹介する世界遺産センター、限定公開の大久保間歩などを見学しました。この日の石見銀山は真夏の日ざしが照りつけ、登山道を含む4〜6kmのコースを歩くには少々厳しい環境でした。しかし、間歩の中の平均気温は16〜17℃で、心地よくクールダウン。指導者やリーダーのサポート、看護師のケアにより、全員が無事に三瓶青少年交流の家に帰ることができました。夕方のセレモニーでは、地元・島根県大田市の指定無形民俗文化財である郷土芸能「多根神楽」を見学しました。続いて、島根県リーダーの主動によって点火が行われ、交歓交流会(ファイヤーストーム)がスタート。みんなで一緒に過ごす最後の夜、歌やダンスを楽しみ、大いに盛り上がりました。
そして、最終日。閉会式では、大会会長挨拶の後、島根県リーダー代表・高野瑞貴さんによるお別れのことば、次年度開催地である岐阜県の参加団員代表・田中直柔さんのことばがありました。続いて、大会旗が島根県スポーツ少年団織奥信男本部長から岐阜県スポーツ少年団吉田章本部長へ手渡され、閉会式が終了。最後に記念植樹が行われて、すべてのプログラムが終了しました。
全国のスポーツ少年団員が出会い、友情の輪を大きく広げた4日間。参加団員たちは、多くの思い出を胸に、帰路につきました。そして、島根県のリーダーたちも、本大会の準備・運営を通して大きく成長。この経験が、今後さまざまなかたちで実を結んでいくに違いありません。
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