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跳動作(立ち幅跳び)の観察評価

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跳動作(立ち幅跳)の観察評価
全体印象では「両足で前方に力強く跳躍している」かを判断します。前方に向かって全身が勢いよく跳び出している様子が観察されればよい動きだといえます。
からだの部分の動きや様子については、まず「膝と腰をよく曲げて跳ぶ準備をしている」かを見ます。多くの場合、この動きと同時に振り出す腕も後方に引かれています。次に「腕を後方から前方にタイミングよく振っている」かを見ます。未熟な動作パターンでは、跳び出すときに腕を前方に振り出せず、むしろ後方に引いてしまう動作がよく見られます。次に「離地時にからだ全体を大きく前傾している」かを見ます。この動きは立ち幅跳びの跳躍距離を伸ばすために重要なポイントとなります。最後に「両足でからだの前方に着地している」かを見ます。からだを前屈させて、着地する足の地点をできるだけ前方にすることで跳躍距離を伸ばすことができます。腕を振り出しながら全身を伸ばして空中に跳び出し、それを屈体させて着地する、という一連の動きがダイナミックにできるとよい印象の動きとなります。立ち幅跳びは単にパワーだけでなく、上下肢および全身の協調性が大切な動作です。
全体印象による評価では、「まあよい(B評価)」以上と評価されるのは1年生で約90%に達しており、動きは幼児期に急激に変化します。A評価は、1年生から4年生にかけて増加し、4年生では男子で約50%、女子で約40%ほどです。各ポイント(観点)の動きでも、幼児期に急激な向上を示し、1年生から4年生にかけてさらに緩やかに向上していき、4年生で約70%になります。観点の一つの「離地時にからだ全体を大きく前傾している」については、男女に少し差があり、小学生では各学年とも男子のほうが女子を10%程度上回っており、からだを前に倒しこみながら低く跳び出していく動きには男女で違いが見られるようです。
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