島根県教育庁では、日本スポーツ協会主催の「アクティブ・チャイルド・プログラム講習会」に職員が参加したことをきっかけに、県内各地でACPを取り入れた研修会を開いてきました。ACPの制作メンバーを講師に招き、幼稚園教諭や保育士、スポーツ指導者を対象に、継続して開催しています。
教育庁が県内の全小学校を視察したところ、すでに運動が嫌いな子や、基礎的な動きができない子がいることを確認しました。そのため、幼児期からの対応が必要であると認識し、文部科学省の幼児期運動指針も参照し、早い段階からの取り組みを進めています。
幼稚園教諭や保育士が対象の研修会は教育庁が、スポーツ指導者が対象の研修会は県の体育協会が開催し、連携を図っています。これからも、より多くの担い手がACPを使いこなせるように、その基盤づくりを進めていきます。
(2015年収録)